1
0
お題は不問!Qiita Engineer Festa 2024で記事投稿!
Qiita Engineer Festa20242024年7月17日まで開催中!

IBM i Services Directory : QSYS2.User_Info_Basic ビュー 処理速度の速いユーザー情報取得

Last updated at Posted at 2024-06-25

概要

■ビュー名:QSYS2.USER_INFO_BASIC
■カテゴリ:セキュリティサービス
■サポート:IBM i 7.3 SF99703 Level 24以降
■参照URL(IBM i 7.5):https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.5?topic=services-user-info-basic-view

USER_INFOビューと同様にユーザー・プロファイルに関する情報を返します。ただし返す結果が少ない、かつ、処理が速い(処理負荷が低い)という差異があります。

使用例1

以下は上記参照URL記載のサンプルです。*ALLOBJ権限を持つユーザーをリストします。

SELECT * FROM QSYS2.USER_INFO_BASIC
  WHERE SPECIAL_AUTHORITIES LIKE '%*ALLOBJ%';

結果例は、、、

image.png

上図では見えませんが、*SECOFRクラスのユーザーがリストされているので*ALLOBJ権限を所有しています。

使用例2

USER_INFOビューと同じSQLを流して直近でログインに失敗しているユーザー(不正アクセスその他が考えられる)をリストしてみると、

  SELECT * FROM QSYS2.USER_INFO_BASIC
  WHERE SIGN_ON_ATTEMPTS_NOT_VALID > 0

image.png

同様にSign On Attempts Not Valid が0以外のユーザーがリストされます。

そして、処理速度は体感上でも QSYS2.USER_INFOビューよりも速いです。
USER_INFOビューでは1秒ちょっと、USER_INFO_BASICだと0.5ミリ秒以下、くらいな感じです。(体感値です)

テスト機のIBM i 7.5のコア数は

image.png

1.16コア(POWER10)ですね。

それよりシステムASP% 97.18% って・・・w ふつう止まるでしょ♪(IBM i は止まらないんですね。99.9%で稼働中というのも見たことがありますw)

User_Info ビューと User_Info_Basic ビューの結果カラムをくらべてみた

何が処理速度に影響しているか調べてみます。それがきっと処理負荷の高い取得データという事だと思います。

以下の6つのカラムに差がありました。

image.png

USER_OWNERの取得に時間(負荷)がかかっているのかな、と推察しました。

User_Info と User_Info_Basic の処理時間をデータとって比較してみた

こちらの記事にまとめました

1
0
3

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0