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IBM i でsshほかTCP/IPサーバージョブ(デーモン)を開始する方法

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IBM i のTCP/IP関連サーバージョブの起動は以下の2つの方法で可能です。

方法1. TCP/IPスタック開始時にサーバージョブも開始する

STRTCPコマンド実行時にSTRSVRパラメーターを *YES にセットします。

STRTCP STRSVR(*YES)

ただし、上記で開始できるサーバージョブは以下のページにリストされているものだけが対象です。sshサーバーなどはリストに含まれておらず、次に紹介する方法.2で開始する必要があります。

また、下記リストに含まれているサーバージョブについても
AUTOSTART(*YES)
が指定されているものだけが自動開始されます。AUTOSTART(*NO)のサーバーは開始されません。

STRTCPコマンドで同時に開始できるTCP/IPサーバージョブ

サーバージョブ 自動開始属性を変更するコマンド
TELNET CHGTELNA
FTP CHGFTPA
TFTP CHGTFTPA
REXEC CHGRXCA
SMTP CHGSMTPA
POP CHGPOPA
HTTP CHGHTTPA
LPD CHGLPDA
SNMP CHGSNMPA
INETD - ※
※INETD インターネットデーモン(インターネット・スーパーデーモン)は原則自動開始されるものなので設定変更するコマンドはありません。

AUTOSTART(*YES *NO)の変更は上記2カラム目のコマンドを使用して、たとえば、HTTPサーバーの場合、

CHGHTTPA AUTOSTART(*NO)

のように AUTOSTART パラメーターで自動開始する・しないを指定します。

方法2. STRTCPSVRコマンドで開始する

上記にsshサーバーはないため、以下のコマンドで手動での開始が必要です。

STRTCPSVR SERVER(*SSHD)

STRTCPSVRコマンドデフォルトの変更について

以下マニュアルページ引用です。


コマンドのデフォルトを変更すると、ユーザーが誤ってすべてのサーバーを開始してしまう可能性が低くなります。 例えば、次のコマンドを使用して、TELNET サーバーのみを始動するようにデフォルトを設定します。 (telnet以外は自動開始されないコマンド設定に変更しています)

CHGCMDDFT CMD(STRTCPSVR) NEWDFT('SERVER(*TELNET)')

これも一つの方法として有効だと思います。

この方法の注意点としては、
OSをバージョンアップした際にコマンドのデフォルトが出荷時に戻ってしまうためバージョンアップ(やシステムの移行時)の際にデフォルトを変更し直す必要がある点でしょうか。
これと別な方法としてはベタですがQSTRUPPGM内にFTP, TELNET, etc...とSTRTCPSVRコマンドを投入する方法です。スマートなやり方ではない、という見方もできますが一目瞭然な可視性が確保できるので最近だとこちらが好まれるかもしれません。

システムIPL時に毎回 ssh(他)を自動開始したいとき

いくつか方法があると思いますが、シンプルな方法はシステム値 QSTRUPPGM に指定されているCLP(デフォルトはQSYS/QSTRUP)に起動したいサーバージョブのSTRTCPSVRコマンドを追加します。
※注 方法1. で AUTOSTART(*YES) が指定したものはSTRTCPコマンドと同時に起動されますので追加設定不要です。(デフォルトのCLP QSTRUPにはSTRTCPコマンドが実行されます。)

CLP QSTRUPは手元システムの例ですと、下記のようになっています。例のように一番最後に STRTCPSVR SERVER(*SSHD) を追加してください。


          :
0045.00 QSYS/STRSBS SBSD(QSPL)
0046.00 MONMSG MSGID(CPF0000)
0047.00 QSYS/RTVSYSVAL SYSVAL(QSTRPRTWTR) RTNVAR(&STRWTRS)
0048.00 IF COND(&STRWTRS = '0') THEN(GOTO CMDLBL(NOWTRS))
0049.00 CALL PGM(QSYS/QWCSWTRS)
0050.00 MONMSG MSGID(CPF0000)
0051.00 NOWTRS:

0051.01 /* add from */
0051.02 STRTCPSVR SERVER(SSHD)
0051.03 /
add to */

0052.00 RETURN
0053.00 CHGVAR VAR(&CPYR) VALUE(&CPYR)
0054.00 ENDPGM


余談:マニュアルページの自動翻訳の件

IBM i 7.6から英語のマニュアルページだけ作成し、残りのページは自動翻訳で表示されるようです。現時点でかなりヤバい翻訳のページが散見されます(^_^;)。今日見たら、以前は問題なかったIBM i 7.5のマニュアルページも7.6に準じて自動翻訳に切り替わったらしく同様にヤバく更新されていました。

このような場合、IBM i 7.6(最新バージョン)の英語ページを参照するのがいいと思います。
ss_ 2026-08-05 8.38.26.png

ss_ 2026-08-05 8.39.18.png

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