5-①の続きです。改めてDb2 for i 関連は細々と拡張されているようです、全部調べるとかなりなボリュームになりそうです。
ACS スキーマ・ビューの拡張
ACSでPFの最終使用日、総レコード数、削除済みレコード数などを表示
ACSのメニューからデータベース → スキーマ をデフォルト表示したものがこちら。
テーブル名、所有者、最終変更日など基本的なテーブル情報のみ表示されていますが、ここにテーブルごとの削除レコード数、総レコード数、最終使用日などよく使われる様々な情報を追加表示できます。
ここでは最終使用日、行カウント(総レコード数)、削除済み行カウントを選択しました。
地味に表示文字数(表示幅)を指定できるのがナイスです。
カラムの表示順序もカスタマイズ可能で見やすいですね。
ACSからPFを再編成(RGZPFM)できる
ACSのテーブル(表)のビューを開いて、テーブルを右クリック → データ → 再編成を選択します。
上記のパネルのようにRGZPFM(ファイル再編成)が可能です。
ファイル再編成中(RGZPFM実行中)のファイルアクセスも指定できます。
① 再編成中の中断を許可する
② 再編成中にユーザーが表にアクセスするのを許可する(オンライン)
③ 再編成時に表に対する変更を許可する
ACSファイル再編成のCLコマンドを比較してみる
上記①,②,③のそれぞれで実行されるCLの違いを見てみます。
デフォルト(①、②,③にチェック無し)
ACSのパネルで コマンドを表示 ボタンを押すと以下のコマンドが表示されます。
CL:QSYS/RGZPFM FILE(TOYSTORE/EMPPROJACT) MBR(*FIRST)
KEYFILE(*NONE) ALWCANCEL(*NO)
LOCK(*EXCL) RBDACCPTH(*YES) FROMRCD(*START)
①再編成の中断を許可するにチェック
CL:QSYS/RGZPFM FILE(TOYSTORE/EMPPROJACT) MBR(*FIRST)
KEYFILE(*NONE) ALWCANCEL(*YES)
LOCK(*EXCL) RBDACCPTH(*YES) FROMRCD(*START)
ALWCANCELパラメーターが *YES になります。
①再編成の中断と②ユーザー・アクセスを許可するにチェック
CL:QSYS/RGZPFM FILE(TOYSTORE/EMPPROJACT) MBR(*FIRST)
KEYFILE(*NONE) ALWCANCEL(*YES)
LOCK(*EXCLRD) RBDACCPTH(*YES) FROMRCD(*START)
LOCKパラメーターが *EXCLRD に変更されます。
*EXCLRD は 排他的読み取り可能ロック と呼ばれ、このジョブがRGZPFMを実行中でも他のジョブからのREADは許可するモードです。
①,②と③表に対する変更を許可する もチェック
CL:QSYS/RGZPFM FILE(TOYSTORE/EMPPROJACT) MBR(*FIRST)
KEYFILE(*NONE) ALWCANCEL(*YES)
LOCK(*SHRUPD) RBDACCPTH(*YES) FROMRCD(*START)
LOCKパラメーターが *SHRUPD に変更されます。
*SHRUPD は 共用更新ロック と呼ばれ、このジョブがRGZPFMを実行中でも他のジョブからのREAD/WRITE/UPDATE/DELETが可能となります。
なかなか進みませぬ・・(^^;