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Redbook : IBM i 7.6 Features and Function を読む Chapter.5-② Db2 for i ACS拡張

Last updated at Posted at 2025-07-27

5-①の続きです。改めてDb2 for i 関連は細々と拡張されているようです、全部調べるとかなりなボリュームになりそうです。

ACS スキーマ・ビューの拡張

ACSでPFの最終使用日、総レコード数、削除済みレコード数などを表示

ACSのメニューからデータベース → スキーマ をデフォルト表示したものがこちら。
image.png

テーブル名、所有者、最終変更日など基本的なテーブル情報のみ表示されていますが、ここにテーブルごとの削除レコード数、総レコード数、最終使用日などよく使われる様々な情報を追加表示できます。

右上の 列 ボタンを押します。
image.png

表示されたパネル上で追加したい項目を選択します。
image.png

ここでは最終使用日、行カウント(総レコード数)、削除済み行カウントを選択しました。
地味に表示文字数(表示幅)を指定できるのがナイスです。

アップデートした表示がこちら
image.png

カラムの表示順序もカスタマイズ可能で見やすいですね。

ACSからPFを再編成(RGZPFM)できる

ACSのテーブル(表)のビューを開いて、テーブルを右クリック → データ → 再編成を選択します。
image.png

image.png

上記のパネルのようにRGZPFM(ファイル再編成)が可能です。

ファイル再編成中(RGZPFM実行中)のファイルアクセスも指定できます。
① 再編成中の中断を許可する
② 再編成中にユーザーが表にアクセスするのを許可する(オンライン)
③ 再編成時に表に対する変更を許可する

アクセスパスの再構築タイミングも指定できますね。
image.png

ACSファイル再編成のCLコマンドを比較してみる

上記①,②,③のそれぞれで実行されるCLの違いを見てみます。
デフォルト(①、②,③にチェック無し)
image.png

ACSのパネルで コマンドを表示 ボタンを押すと以下のコマンドが表示されます。

CL:QSYS/RGZPFM FILE(TOYSTORE/EMPPROJACT) MBR(*FIRST) 
KEYFILE(*NONE) ALWCANCEL(*NO) 
LOCK(*EXCL) RBDACCPTH(*YES) FROMRCD(*START)

①再編成の中断を許可するにチェック

CL:QSYS/RGZPFM FILE(TOYSTORE/EMPPROJACT) MBR(*FIRST) 
KEYFILE(*NONE) ALWCANCEL(*YES)
LOCK(*EXCL) RBDACCPTH(*YES) FROMRCD(*START)

ALWCANCELパラメーターが *YES になります。

①再編成の中断と②ユーザー・アクセスを許可するにチェック

CL:QSYS/RGZPFM FILE(TOYSTORE/EMPPROJACT) MBR(*FIRST) 
KEYFILE(*NONE) ALWCANCEL(*YES) 
LOCK(*EXCLRD) RBDACCPTH(*YES) FROMRCD(*START)

LOCKパラメーターが *EXCLRD に変更されます。
*EXCLRD は 排他的読み取り可能ロック と呼ばれ、このジョブがRGZPFMを実行中でも他のジョブからのREADは許可するモードです。

①,②と③表に対する変更を許可する もチェック

CL:QSYS/RGZPFM FILE(TOYSTORE/EMPPROJACT) MBR(*FIRST)
KEYFILE(*NONE) ALWCANCEL(*YES) 
LOCK(*SHRUPD) RBDACCPTH(*YES) FROMRCD(*START)

LOCKパラメーターが *SHRUPD に変更されます。
*SHRUPD は 共用更新ロック と呼ばれ、このジョブがRGZPFMを実行中でも他のジョブからのREAD/WRITE/UPDATE/DELETが可能となります。

なかなか進みませぬ・・(^^;

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