AS/400はもうすぐなくなると聞きました。ほんとうですか?
ユーザーさんに聞くところでは最近とみに飛び込みのパッケージベンダーさんやWindows等のアプリ開発ベンダーさんがよく言ってくるのだとか。
冒頭の質問は、
Windows NTはもうすぐなくなると聞きました。ほんとうですか?
と同じくらいナンセンスなんです。
IBM i は永久に不滅です!
永久、は誇張ですがw、
事実は
AS/400は1999年、すでに無くなりました。
後継OSはIBM i です。IBM i はAS/400資産をほぼ100%コンパイル無しの保管・復元で稼働させることが出来ます。が、AS/400(OS/400)とは別なOSです(アーキテクチャ的にも)
ここ誤解されるのはIBM社の姿勢にも問題あったかもしれないですね。
「AS/400」てとても愛された製品でしたので、IBMもパートナー企業さんもユーザーさんも親しみ込めて 400、とか AS とか呼びますから。今でも。
くどいですが、AS/400は20世紀にすでに終了しています。AS/400資産がオブジェクト・コンパチブルで動くIBM i OSが後継OSです。IBM i は過去15年くらいロードマップを公開&更新し続けています。
IBM i ロードマップ最新版がこちら。
ミライの矢印も含めて適当に引いてるわけではなく、この辺にホントに出しますよ、という事が過去10年以上の実績です。
上記の図では2035年までIBM iの正式サポート(延長保守ではなく)が続くことが読み取れます。
ここからは(ミライの話でまだIBM社は何も発表していませんので)個人の推測になりますが、
・IBM i 7.5の次のバージョン(表中ではIBM i Nextと記載)が発表されるのはそう遠くないミライ
・IBM i 7.5の二世代先のバージョン(IBM i Next + 1)もすでに開発中で、その発表は2029年前後になるであろう
上記表中のIBM i Next + 1 までで考えても、延長保守が今と同様にできるのだとしたら2035+5年で2040年まではIBM i がサポートされることはほぼ間違いないでしょう。強調しますが、IBM i 7.5の次バージョンが発表されればほどなくこのロードマップ表は更新されるであろう(これまでの15年以上と同様に)。ということです。
以下、余談の余談
逆にここまでロードマップを明確に出しているソフトウェアは珍しいのではないでしょうか?
某社のようにロードマップは出したがずっと遅れっぱなし、とかいつの間にか無くなった、ということはIBM i ではまず考えられないですね…IBM社の信用に(株価に^^;)影響するので。
冒頭の永久に!、は誇張ですが、これ見ている技術者が現役のうちはおぼろげにでも予想しうる将来において無くなることは無いのではと思います。ですから安心してお使いくださいませ♪
そして、 競合他社さんは嘘はいけません詐欺でしょう、事実に基づいてビジネスをしてください♪
技術者さん向けの記事じゃなくてあい済みませんm(_ _)m。
以上です。