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WebRTCで良く使うツールとか

Last updated at Posted at 2014-12-22

WebRTCに関しては Chrome, Firefox のブラウザによるデバッグツールが多機能なので,
IPレベルのパケットを覗かない限りは大抵で済んでいます.

Chrome

Chromeでサポートしているツールの一覧は以下に載っています.
最新のChrome v39では使えないものもありますが,大体どんなツールか知るには役立ちます.

Google Chromeの詳細情報を見る方法 HTTPヘッダー、通信状態など開発者向け情報

自分の環境で使えるツールはChromeで以下のコマンドを打つと出てきます.

chrome://about/

chrome://webrtc-internals/

Peerセッションのイベントや,シグナリングの経過,送受信中の統計データが確認できる.
対向のPeerとやりとりしている映像サイズ,FPSとかビットレートも見れる.
スマートフォンはこの画面を見ていると,対向から送られてくる受信側のデータしか見れない.
(恐らく,スマートフォン版Chromeはフォアグラウンドの画面しか処理しないため)
SDPのOffer, Answerもセッションごとに見られるので便利です.

Firefox

about:webrtc

PeerConnectionごとに,ICE,SDP,RTPの情報をみることができます.
接続ログ でICEで交換するCandidateや処理経過を確認することができます.
一方,Chromeと比べるとフレームレートや解像度のグラフが表示されないため,解析性は落ちます.

ツール

wireshark

言わずと知れたパケットキャプチャツール.
L3/L4レベルでデータやシーケンスを確認したい場合はコレ.
SDPのOffer, AnswerSTUNの様子を確認したいときに良く使います.

Wireshark


未確認だけど役立ちそうなツール

  • chrome://net-internals/
    ネットワークの詳細情報. あまり使ったことはありませんが,ネットワーク周りのトラブルに役立つ様子.

パッと見たら,アクセス中のURLとポートの一覧が出ていました.

  • chrome://webrtc-logs
    Chromeのネイティブログを取れるとか.
    下のリンクを見ると,ハングアウトのログは取れるようです. ハングアウトはWebRTCを使っていたんですね.

Google ハングアウトのログを取得する

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