2019年のターゲットAPIレベル
2019年2月21日
原文
※英語の勉強と自分用のメモ程度のかなり適当なものです。
以前の投稿で、
我々はAPIの挙動変更がどのようにAndroidのセキュリティとプライバシー保護(アプリの予期せぬバッテリーやメモリの過剰利用を阻止する事でのユーザー体験の向上も含みます)を進展させるかを説明しました。
2018年の11月から全てのGoogle Play上のアプリのアップデートは、ターゲットAPIレベルが 26(Android 8.0)以上であることを要求されています。
多くの開発者の努力のおかげで、AndroidユーザーはモダンなAPIを使い、安全でプライバシーを考慮したアプリを楽しんでいます。
例えば、2018年の間に、150,000以上のアプリがランタイムパーミッションをサポートしましたし、ユーザーに細かいデータの制御を提供しました。
本日、我々は2019年にGoogle Playが求めているものの情報を提供し、他のアプリストア経由での配布に関する変更に関してもお知らせします。
2019年のGoogle Playの要求事項
ユーザーに最高のAndroid体験を提供する為に、Google Play Console はアプリが最近のターゲットAPIレベルである事を要求します:
- 2019年8月: 新規アプリのターゲットAPIレベル は 28 (Android 9)以上である必要があります
- 2019年11月: 既存アプリの更新もターゲットAPIレベル は 28 (Android 9)以上である必要があります
更新されない既存のアプリは影響を受けないので、2019年11月以降もPlay Storeからダウンロード可能です。
アプリの minSdkVersion はどの値も使えます。
ですので、過去のバージョンのAndroid向けのビルドには変更はありません。
Android 9 Pie での変更は、動作の変更点: API レベル 28+ をターゲットとするアプリをご覧ください。
他のストアで配布されるアプリ
ターゲットAPIレベルを最近のものにする事は、アプリがどのように配布されるかに関わらず価値があります。
中国では、Huawei, OPPO, Vivo, Xiaomi, Baidu, Alibaba, Tencentなどが提供しているアプリストアも2019年にターゲットAPIレベルが 26 (Android 8.0)以上である事を要求するでしょう。
我々は上記以外のアプリストアも同様の要求うを行うと考えています。
我々がPlay Store以外で検知したスパイウェアの95%以上がランタイムパーミッションを避ける為に意図的にターゲットAPIレベルを22以下にしています。
ユーザーをマルウェアから守るために、Google Play Protectは最近のAPI レベルをターゲットにしていないAPKをインストールしようとする場合に警告を行います:
- 2019年8月: ターゲットAPIレベルが25以下の新規アプリのインストール時に警告を受けます
- 2019年11月: 既存アプリのアップデート時にアップデートするAPKのターゲットAPIレベルが25以下の場合は警告を受けます
- 2020年以降: 要求されるターゲットAPIレベルが年毎に上がります
これらの警告は、端末のAPIレベルよりアプリの targetSdkVersion が低い場合のみ表示されます。
例えば、端末がAndroid 6.0 (Marshmallow)の場合は、ターゲットAPIレベルが22以下のアプリをインストールしようとした時に警告が表示されます。
端末がAndroid 8.0 (Oreo)以上の場合は、ターゲットAPIレベルが25以下のアプリをインストールしようとした時に警告が表示されます。
2019年8月に先駆け、Play ProtectはPlay Store以外でアプリを配布する開発者の為に、開発者オプションで設定すればこれらの警告を端末で表示し始めます。
全てのAndroidバージョンとの互換性を保つ為に、開発者はいかなるアプリもターゲットAPIレベルを26以上にするべきです。