最近のAWS Summit Japan 2025を振り返って、生成AI分野では新発表はなかったですね。
BedrockやQ Developerなど、正直“微妙”な印象が拭えなかった。
他社サービスと比べて、AWSの生成AIは本当に魅力的なのか?忖度抜きで現状を批判的にまとめてみる。
AWSの生成AIは“決め手”に欠ける?
AWS Bedrockは確かに「複数のファウンデーションモデルをAPI一発で使える」「セキュリティやカスタマイズ性が高い」といった強みはある。ガードレール機能などもorg単位でコントロールする活用方法などは面白そう。
しかし、実際に触ってみると今流行りのAgent系や自立型AIとしての“尖った体験”は薄い。
- モデル選択は豊富だが、他社のような先進的なエージェント機能や自律性は限定的
- デバッグやトラブル時のサポートが弱い、印象を受ける
- 価格面では思ったより高くなりがち。月額サブスクではなく従量課金制などのためプロンプトや使いすぎに注意
Q Developerについても、「AWSと連携しやすい」「開発効率が上がる」といったポジティブな声はあるが、
- 精度や実用性、コストパフォーマンスに関する“絶賛”記事は少ない印象
- “AIアシスタント”としてはGitHub CopilotやCursor、Devinなどに比べて話題性や技術検証の熱量が低い印象。
実際、海外ブログでも「QはClippyの再来」「AWSのGenAIはインフラ屋の限界」といった辛辣な評価も。(https://www.lastweekinaws.com/blog/aws-degenerative-ai-blunder/)
“AWS=ネタ切れ”は言い過ぎか?
もちろんAWSは今も巨大なインフラ屋であり、SageMakerやBedrockを使った大規模運用やセキュリティ重視の案件では依然として強い。ただし、
- 生成AIの“ワクワク感”や“新規性”では他の生成AIサービスに押され気味。
まとめ:AWSは“成熟”か“停滞”か
現状のAWSは、生成AI分野では“攻め”の姿勢が感じられず、他社のスピード感や体験価値に水をあけられているのも事実。
“AWSはことインフラに強いが、AIの主役ではない”というのが率直な印象。
(この記事はAWSユーザーの個人的な感想です。)