経緯
研究グループで研究用のWebシステムの開発を始めるにあたり、最初はprivateなgitリポジトリを用意したいなー。いっそGithub Enterprise申請するかなーと思っていたら、GitHub EducationのOrganizationアカウントの無期限割引が申請ができるんじゃないかと気がついた。
検索してみると、日本でもいくつかの大学の研究室やサークルでBronze〜Goldプラン分の割引を申請できているみたい。
http://pioneerboy.hatenablog.com/entry/2014/05/23/165457
http://pastak.hatenablog.com/entry/2014/03/02/225846
http://d.hatena.ne.jp/hig3r/20140215/1392453009
http://blog.falconsrv.net/articles/471
pioneerboyさんの記事をたどると研究グループはSilver:20リポジトリプランが原則なのかな?
これが使えると大変ありがたい。研究グループ用に申請してみたところ、無事にSilverプラン分の割引をしてもらうことができたので、現時点での申請方法を残しておく。
申請方法
申請したい組織(研究グループ・サークル等)用のOrganizationアカウントを作成する。入力項目は組織名、領収書送付先のメールアドレス、初期プラン、チームメンバー。初期プランはOpenSourceで良い。チームメンバーも後から登録できる。
次に、GitHub Educationの申請ページで、Stepごとに必要事項を入力していく。
Step1
組織内での役職(役割)と、個人、Organizationのどちらのアカウントの割引を申請するのかを入力する。自分に最も近い役割と、'Organization account'を選ぶ。選ぶとStepが増える。
Step2
どのOrganizationアカウントの割引を申請するのかと、そのOrganizationアカウントに最も近い属性を選ぶ。今回は、研究グループでの開発用のアカウントを申請したかったので、'Research group'を選択した。ここでの選択で、次Stepからの入力項目が変わる。
Step3
Research groupの詳細を入力する。入力項目は、グループ名、グループのURL、いくつのプライベートリポジトリが必要か、活動に商用/営利目的が含まれるか、研究資金をどうしているか。今回は、リポジトリ数はSilver Planにあわせて20にした。研究資金のテキスト入力は、学内の資金とか、競争的資金とか、研究グループの資金を獲得してる方法を素直に英語で入力すれば良いみたい。
Step4
申請者の情報を入力する。入力項目は、氏名、教育機関に所属していることの確認(教育機関発行のメールアドレスと、学生証・教職員証の写真)、教育機関名、研究グループでのGitHubの利用計画。もしGitHubの個人アカウントに教育機関発行のメアドを登録していなければ、Settings→Emailsで追加登録しておく必要がある。利用計画には、あまり難しいことは考えず、素直に「研究用のWebシステム開発や新人のトレーニングに使いたいんだよー」といった旨を英文で記入した。
その後
'submit request'ボタンを押せば、申請が完了され、「審査したら連絡するよ」といった旨のメッセージが表示される。今回の場合は数日で、「君のOrganizationアカウントをSilver Planにアップグレードしておいたよ! Have an Octotastic day!」といったメールが届いた。
作成したOrganizationアカウントのSettings→billingを見ると、確かにSilverPlan用のクーポンが適用されていた。早速2つのプライベートリポジトリを登録。ありがたい。
登録画面や入力内容は英語だけど、そんなに高い英語能力が無くても完了できるので、中高生とかでも部活や学生アカウントの割引を申請できるんじゃないかな。