はじめに
この記事はWanoグループ Advent Calendar 2022 11日目の記事です。
今回はPabbly Connectを使い、自動でGoogleDriveにGmailの添付ファイルを保存するお話です。
一切コードを使用しませんので、GoogleアカウントとPabbly Connectのアカウントだけご用意してお読みください。
背景
弊社はGoogle Workspaceを使用しており、もちろんメールはGmailを使用しております。
Gmailに添付された契約書や見積書をGoogleDriveに保存しておりますが、この一連の作業を自動化したいのです。
一般的なやり方はGoogleAppsScriptを利用することで実現できますが、極力コードは書きたくない。
別の方法で試してみます。それは「Pabbly Connect 」。
Pabbly Connect について
Pabbly Connect とは様々なアプリの連携をノーコードで構築できるサービスです。
Zapierに比べて安価です。無料プランもありますし、月額プラン、買い切りプランもあります。
使い方
まずコチラをご確認ください。
https://www.youtube.com/watch?v=ilMQzc5BNQg
Pabblyはチュートリアル動画が充実しています。ノーコードを選択するユーザーはテキストより動画が嬉しいものなのです。至れり尽くせり。
この動画の通り操作をするだけで大丈夫です。
それなのに、 沼にハマってしまいました。 ほんと恥ずかしい!
2日間沼にハマった箇所は後ほど解説します。
大まかな流れは下記の通り
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新規ワークフローを作成します。Create Workflow!
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Gmailの転送先にEmail Parser by PabblyのEmailを設定します。
特定のメールを受信したときに転送するよう設定するには、フィルターを使用してメール転送を行います。
4. Pabblyの「Caputure Response」をクリックし、添付したメールを送信します。Triggerが反応するか確認します。「Response Received」と表示し、Lavel,Calueが反映されたら成功です。
5. ActionにGoogle Driveを選択し、Upload a File を選択します。Connectボタンをクリックし自身のGoogle Driveを紐づけます。
6. Actionの各項目を設定します。TriggerでLabelを紐づけます。
- URL:Attachment Links 0
- Folder ID:保存したいGoogle DriveフォルダーのID(https://drive.google.com/drive/folders/◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯)
- File Name:Header Date(日付)など。From 0 Display(送り主名)でも良いと思います。
そのまま保存すると、指定したフォルダに添付ファイルが保存されると思います。
どこで失敗したのー??
直送NG
Email Parser by Pabblyで払い出されたメールアドレス宛に添付ファイルを送信しましたがダメでした。
添付ファイルがActionと紐づけることができず、「Invalid argument」というエラーメッセージがログに残るだけです。
ノーコードサービスなのに引数が変ったと言われても困るんですけど。
色々調べたところ、あくまで 転送先にメールアドレスを設定 しないとダメのようです。
ついついメールアドレスがあると直接メールを送ってしまいますよねー。健気に2日間メールを送ってしまいました。
直接メールを送っちゃダメ!転送先に指定!
添付ファイルは1MBまで
添付ファイルは1MBまでです。Email Parser by Pabblyの説明欄に書いてます。
試しに1MB以上送ったところメーラーだえもんさんからお手紙が届きます。お手紙の内容はもちろん「メールサイズの制限超過」。知ってる。
間違えてファイルを更新、削除できちゃう
Google Driveを連携すると、ファイルをコピーしたり、上書き保存したり、削除したりと色々できてしまいます。ちょっと選択をミスってしまうと削除アクションが実行されるわけです。怖い。
もちろんですが、Pabbly Connect が悪意のある第三者に使用されたらおしまいです。
二段階認証はしておきましょう。
おわり
今回は「添付ファイルが1MBまで」がネックだったので別の方法を検討しますが、大変便利なサービスであることは間違いないです。今回の件以外で自動化したいことがあれば再チャレンジしたいと思います。