メール関連の勉強メモ
MTA(メール転送エージェント:Message Transfer Agent)
- ネットワーク上でメールを転送・配送するソフトウェア。
- メールを受け取って次の適切な配信先を決定するのが主な役割
- 配信先への送信・転送はMDAが行う
- 利用者とのメール送受信やMTA間のメール送受信にはSMTP通信プロトコルが標準的に用いられる。
- SMTPサーバーのプログラムの1つ
電子メールクライアント(MUA)・・・メールソフトのこと
種類
- Sendmail
- Courier-MTA
- Postfix
- qmail
- Exim
- Apache James
- Microsoft Exchange Server
qmail(きゅーめーる)
- メールサーバーソフトウェア・MTA
- Sendmailの問題点を解消するためにつくられた。
特徴
- 設定がシンプル
- Sendmail,Postfixと互換性なし
- セキュリティが強固
- 高速なメール配信が可能
- MailDir形式で安全なメッセージ保管ができる
- インストールに手間がかかる
メールアドレスの仕様
envelope-from
- envelope(エンベロープ)
- もともと封筒の意味
- mail関数の5番目の引数。「-f」と送信者のアドレスを設定する
- 電子メールの送受信にサーバーが使用する宛先や送信者名などの付加情報や、Webサービスに使われるXMLの付加情報
* 例として、SOAPにおいて用いられるSOAPエンベロープなどがある。 - メールのヘッダーに書かれるenvelope-fromは、メッセージヘッダのFromとは別のもの。厳密な送信先を示し、エラーメール(bounce:バウンス)の送信先になる
ヘッダFrom
メールクライアント(Microsoft OutlookやMozilla Thunderbirdなど)でメールを受信したときに、「差出人」欄に表示されている情報です。
これは、封筒の中の便箋に書かれている差出人に例えることができ、実際の差出人とは異なる情報を表示することもできます。
ヘッダTo
メールクライアント(Microsoft OutlookやMozilla Thunderbirdなど)でメールを受信したときに、「宛先」欄や「Cc」欄に表示されている情報です。
これは、封筒の中の便箋に書かれている宛先に例えることができ、実際の宛先とは異なる情報を表示することもできます。
エンベロープFrom
メールを手紙に例えると、封筒に記載されている差出人です。メールの世界では、この情報が正しいものでないと正しくメール送信ができないので、「エンベロープFrom」が本当のメールの差出人となります。
これはメールクライアントの「差出人」欄に表示されている情報とは異なる場合があります。
また、送ったメールがエラーで届かなかった場合、エラーメールはこのエンベロープFromのアドレス宛に届きます。
エンベロープTo
メールを手紙に例えると、封筒に記載されている宛先です。この情報が正しいものでないと正しくメール送信ができないので、エンベロープToが本当のメールの宛先となります。
これはメールクライアントの「宛先」欄や「Cc」欄に表示されている情報とは異なる場合があります。