Sigfoxデバイスを長らく使っていると、「あれ?メッセージが届いてきていない?」と気づかれる瞬間があるのではないでしょうか?
まずはサービスエリアを疑う訳ですが、今まで使えていた場所なので、そんなはずがない。。。
そんな場合、まずは"MESSAGES"画面ではなく、**"TRASH MESSAGES"**メニューを開いてみてください。TRASH MESSAGEに最近のメッセージデータが表示されているのであれば、下記を確認してください。
- トークンが切れていないか?
- シーケンス番号飛びによりメッセージ受信が拒否されている
#トークンが切れていないか?
Sigfoxデバイスを利用する場合は、KCCSやパートナー、Sigfox Buyから回線トークンを購入します。トークンには、契約開始日(Start date)に基づいたActivate(回線開通)可能な期限(Activation end date)、通信可能な期限(Communication end date)が定義されています。
例えば、契約内容(Contract Info)が下記の場合
- Start date : 2017-03-31
- Activation end date : 2018-03-31
- Communication end date : 2019-03-31
その契約上で使うデバイスは、2018年3月31日までにアクティベーションする必要があります。期限ギリギリ(2018年3月31日)にアクティベートしたデバイスは、2019年3月31日まで使用可能という意味になります。
また、例えば、2017年10月10日にアクティベートした場合は、そこから1年間がトークンの期限となります。
トークンの延長も可能ですが、トークン自動更新の設定を入れていない場合、トークン切れによるメッセージ受信ができないという事例がよくあります。
"トークン切れ"の場合は、下図のようにデバイス一覧画面のToken state欄にというマークが付いています。
念のため、デバイスIDをクリックし、デバイス情報(Information)ページを見てみると、トークンが切れていることがわかります。
トークン切れの場合の対処方法
トークン切れの場合は、**"リスタート"**することにより、引き続きメッセージ受信ができるようになります。
継続して利用可能なトークンが契約内に残っていることを前提に、
Restartボタンをクリックしていただければ結構です。
#シーケンス番号飛びによりメッセージ受信が拒否されている
Sigfoxの場合、なりすましデバイス防止のひとつとして、シーケンス番号管理をしています。(デバイス管理についてはこちらも見てください)
シーケンス番号が一定値以上飛んでしまった場合には、メッセージが受信できなくなります。
Deviceの"EVENTS"メニューを見ると、シーケンス番号の警告(warning)やエラー(error)情報を確認することができます。
シーケンス番号によるメッセージ管理については、こちら参照。
###シーケンス番号飛び時の対処方法
DeviceTypeないしDeviceのInfomationページ右上に配置されている
engaged sequence numberボタンをクリックしてください。
これにより、シーケンス番号管理がリセットされ、以降のメッセージを受信できるようになります。