問題:
売上高が7,000万円のとき、200万円の損失、売上高が9,000万円のとき、600万円の利益と予想された。売上高が8,000万円のときの変動費は何万円か。ここで、売上高が変わっても変動費率は変わらないものとする。
ア 3,200
イ 4,000
ウ 4,800
エ 5,600
何を聞かれているか
売上7,000万 = 損失は-200万円で
売上9,000万 = 利益は+600万円の時、
売上8,000万 = 変動費は???万円か?
を聞かれている。
会計問題前提知識
売上とは
商売をやっていると「出ていくお金」と「入ってくるお金」があるじゃないですか。
そのうち「(本業で)入ってくるお金」のことですよ、のこと
本業で得た収入のこと
https://wa3.i-3-i.info/word16383.html
変動費と固定費とは
売れれば売れるほど発生するお金のこと。
サンドイッチで例えると、パンやレタスなどが変動費。
固定費は売上に関係なく発生するお金。家賃等。
変動費率とは
売上高に対する変動費の割合。
例えば売上が500万で変動費が100万なら
100万 / 500万 * 100で変動比率は20%。
限界利益とは
売上 - 変動費して算出した値。
固定費を差し引く前の利益。直接得られる利益のこと。
解き方
「売上が増えたときに、利益(または損失)がどう変化したか」に注目するとスムーズに解ける問題。
売上高が7,000万→9,000万で2,000万円の増加により、
利益が-200万から+600万になり、+800万増えている。
(固定費は変わらないので、この利益の増加分=限界利益の増加分になります)
つまり、売上が2,000万円増えた結果、800万円が手元に「利益」として残ったということです。
じゃあ、差額の1,200万円(2,000万 - 800万)はどこへ消えたのか?
売上の2,000万円は、天から降ってきたわけではありません。
サンドイッチの例で言えば、前よりたくさん売れた結果です。たくさん売るためには、当然その分のパンやレタスを追加で仕入れる必要がありますよね。(※家賃などの固定費は売上が増えても増えません)
つまり、この消えた1,200万円の正体こそが、「売るために追加でかかったお金 = 変動費の増加分」になります。
ここから、この会社の変動費率が割り出せます。
1,200万円(追加の変動費) ÷ 2,000万円(追加の売上) = 0.6(60%)
最終的な答え
問題で聞かれているのは「売上高が8,000万円のときの変動費」。
売上に対する変動費率が60%だとわかったので、あとは掛けるだけです。
8,000万円 × 0.6 = 4,800万円
よって答えは「ウ:4,800」になります。
おまけ
変動費率が60%だとわかりました。
ということは、売上が7,000万円のときの変動費は「7,000万 × 0.6 = 4,200万円」です。
売上(7,000万) − 変動費(4,200万) = 限界利益(2,800万)
問題文では「売上が7,000万円のとき、200万円の損失(-200万)」とあります。
限界利益(2,800万)から固定費を引いた結果が「-200万」になるということは、この会社の固定費は3,000万円だということが逆算できます。
じゃあ、売上が9,000万円のときはどうなるでしょうか?
・限界利益:9,000万 × 0.4(※限界利益率40%) = 3,600万
・利益:限界利益(3,600万) − 固定費(3,000万) = 600万
問題文の「売上高が9,000万円のとき、600万円の利益」とピッタリ一致しました。
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