この記事は、Power Apps Advent Calendar 2023 12月12日担当分の記事です。
どうもギークです。Power Platform 系 YouTuber です。
今回はアドベントカレンダー = 2023年の年の瀬ということもあり、2024年に来る予定のPower Platform のアップデートについておさらいして新年を楽しみにしていきたいと思います。
本日時点の情報であり、リリースプランナーのリンクも更新されていきますのでぜひソース情報もご確認ください。
それではPower Apps から確認していきましょう。
Power Apps
作成者は Power Apps 全体で Copilot を仮想コンサルタントとして使用できる
- パブリック プレビュー 3月 2024
- リリースプランナーのリンク
コメント:
Power Apps のMaker ポータルにCopilot が現れ、Power Apps の使い方や学び方、作り方などを教えてくれるアシスタントとして利用できるようになります。
Power Platform 管理センターでパイプラインを作成および編集する
- 一般提供 2月 2024
- リリースプランナーのリンク
コメント:
マネージド環境が必要になります。
これまではパイプラインの展開用のモデル駆動型アプリのソリューションをインストールして利用する必要がありましたが、これが標準機能としてMaker ポータルとPower Platform 管理センターに取り込まれます。
これにより準備と運用が楽になります。
Power Pages
Power Pages で Bootstrap バージョン 5 を使用する
- 一般提供 1月 2024
- リリースプランナーのリンク
コメント:
プレビューとして公開されている機能ではありますが、やっぱりBootstrap 5のデザインはかっこいい。ということで、Bootstrap 5 への自動変換もできるようになる一般提供開始が待ち切れない。
Microsoft Copilot Studio
Microsoft Copilot Studio の日本語対応
Copilot Studio の日本語対応は、2023年 Release Wave 2 で提供される予定になっています。
Copilot の地理的なリリース予定はPower BI レポートで公開されております。
Copilot Studio のトライアル開始手順や、SharePoint をデータソースとして回答を生成する機能を設定する記事も書いておりますのでご参考ください。
Dataverse
すべてのレガシ コネクタに対して 1 つのコネクタを使用する
- 一般提供 1月 2024
- リリースプランナーのリンク
コメント:
現行のDataverse のコネクタには、環境の切り替えができる機能がプレビューしましたが、ついにこれが一般提供するようになります。
「すべてのレガシ コネクタに対して」という言い方をしておりますが何を指しているのかというと、他にもDynamics 365 のコネクタなどが似たような機能を提供しており、これがDataverse コネクタに統合されるようになります。
Power Automate for desktop
Copilot で自然言語を使用してデスクトップ フローを作成する
- パブリック プレビュー 3月 2024
- リリースプランナーのリンク
コメント:
現在、デスクトップフローのCopilot は作り方を教えてくれるアシスタントですが、これがついに作成してくれるようになります。また、更新もしてくれるようになります。待望の機能です。
独自の仮想ネットワークをホスト型コンピューター グループに接続する
- 一般提供 3月 2024
- リリースプランナーのリンク
コメント:
RPA で接続する際に、ネットワーク接続が課題でしたが、プライベートの仮想ネットワーク (VNet) に接続されたホスト型コンピューター グループを使用してデスクトップ フローを実行できるようになります。要件が厳しいお客様に対応できるようになります。
AI Builder
Power Apps 開発者プランで AI Builder を試す
- パブリック プレビュー 1月 2024
-
リリースプランナーのリンク
この機能を使用すると、AI のキャパシティにコミットする前に、開発環境で AI Builder の機能を試すことができます。
コメント:
一般提供されますと、20,000 クレジットが毎月与えられるようになります。 AI Builder ではGPT アクションも米国でプレビューされておりますのでぜひ使ってみてください!
先日のJapan Power Platform Conference 2023 でも登壇させていただいたソリューションも利用できるようになりますのでぜひお試しください。
AI Builder の利用不可設定など、セキュリティ設定はこちらに記事を公開しておりますのでご参考ください。
2024年も楽しみなアップデートばかりですね!