##概要
Ubuntu Server 18.04 LTSを無線LANに接続しようとした時にviエディタを使ったのですが、ちょくちょく怒られたのでそれらのミスと解決策5つを紹介します
##前提
- Ubuntu Server 18.04 LTSを使ってます
- PC本体はSONYのVAIOです。
- 下の記事を参考にNetplanでネットワーク設定をしようとしています。
- viエディタで編集してます
参考にした記事┐
Ubuntu Server 18.04 LTSの無線LAN接続(リンク)
##失敗5選
###1. 編集内容を保存できない。
今回編集するのは"/etc/netplan/50-cloud-init.yaml"です。
これをviエディタで開くことで、Netplanの編集を行うことができ、有線・無線LANの設定もできます。
viコマンドで編集します。
vi /etc/netplan/50-cloud-init.yaml
するとviエディタの編集画面が開きます。
# This file is generated from information provided by
# the datasource. Changes to it will not persist across an instance.
# To disable cloud-init's network configuration capabilities, write a file
# /etc/cloud/cloud.cfg.d/99-disable-network-config.cfg with the following:
# network: {config: disabled}
network:
ethernets:{}
version: 2
デフォルトはこのようになっているかと思います。
これを編集していきました。
しかし、編集し保存しようと「:w」を押したところ、さっそく問題が発生しました。
こちらのエラーが出ました。内容としては「閲覧専用になっているよ」とのこと
これを回避するために以下のように書き換えました。
:w !sudo tee %
完全にコピペしたので、意味はよくわからないのですが、こちらを書いてEnterを押していったら、ちゃんと保存されました。
###2. 「inconsistent indent」のエラー
編集を行い、設定完了のために次のコマンドを入力します。
sudo netplan apply
これを書くことで設定完了されるとのことですが、ここで
「wifis:」の値の前あたりのインデントで注意されました。
インデントを揃えたらエラーは消えました。
viはインデントに厳しいようですので、気をつけてください。
###3. 「did not find expected ',' or '}'」のエラー 
一個前のエラーを回避してすぐに、こちらのエラーが出ました。
内容としては、「','か'}'がないといけないけど、見つからないぞ」ということ。
「それって、入力する必要あるのか？」と思い、ちょっと調べてみると
「','や'}'」の有無の問題なのですが、そもそもの書き方がよくなかったようです。
上で書いた、このethernets:の後の「{}」は必要ないのに、ご丁寧にこの「{}」の中にコードを書いてしまっていたようです。
この「{}」を削除することで、このエラーは回避できました。
ちょっと分かりづらいですが、気をつけてください。
###4. 接続するデバイスの設定ミス 次に、viでethernetの中に無線LANの設定をしなければいけないのですが、参考にした記事をそのままコピペしてもダメでした。 
こちらをそのままコピペしたのですが、動きません。
なぜかというと、設定しているデバイスの値が違うという理由でした。
「enp5s0」というkeyがデバイスの有線接続のためのkeyで、「wlp9s0」が無線接続のための値なのですが、これは自分の接続しているデバイスのkeyに設定し直さなければいけません。
自分のデバイスのkeyを調べるには以下のコマンドを打ちます。
sudo lshw -class network -short
で表示されますので、それらの値に書き換えてください。
###5. IPアドレス・アクセスポイントの書き方のミス
最後にとっておきの凡ミスです。
デバイスのkeyを設定しましたら、自分のwi-fiのSSIDとpasswordを入力しなけらばいけません。
access-points:
< your-SSID1 >:
password: < your-PASSWORD1 >
< your-SSID1 >:
password: < your-PASSWORD2 >
このようにviエディタで書いていくのですが、
この時、SSIDとpasswordは「""」で囲っていなければいけません。
access-points:
"< your-SSID1 >":
password: "< your-PASSWORD1 >"
"< your-SSID1 >":
password: "< your-PASSWORD2 >"
このようにです。
しかし、抜けてる自分はこの「""」を入れずに動かそうとしていました。
それは動かないですよね。
##終わりに
いかがだったでしょうか？
すごい初歩的な内容も含まれているので、割合として余計な情報多めかもしれませんが、自分の犯した失敗を正直に書いてみました。