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はじめてのLogiX(WebSocket編)

Last updated at Posted at 2020-12-24

#はじめに
みなさんNeosVR、楽しんでますか?

日々いろんなものがユーザによって制作されて、公開されているので、最初は遊んでいるだけだった人も、自分でも何か作ってみたいってなぁなんて、考えてる人いますよね?

僕もその一人で、LogiXを学んで何かやりたいなぁと思ったものの、半年ぐらい放置していたら、気が付けば、カジノができていたり、麻雀が遊べるようになっていたりして、ビックリしています。
しかもこれ、他のユーザのみなさんが自分で作ってるんですよね!

そこで、何か作ってみたいと思ってしまった貴方の「LogiXって、WebSocket通信もできるって聞いたのですが、どうしたら良いの?」っていう疑問にお答えするために、
つい2週間ぐらい前までは、なんもわかっていなかった@Garyumaruが、
どうやってLogiXを学んでいるのか、その一例をご紹介していきます。

対象

これを理解することで、LogiXを使って、サーバーとWebSocket通信ができるようになります。

#LogiXとは何か
そもそもNeosVRのLogiX、なんもわからんという方は、先に次の投稿などを見ておくと良いかと思います。

@0_VEX_0さんの【Neos VR】LogiXのはじめかた
https://qiita.com/0_VEX_0/items/650d8c6ad346a2a6b96c

@GaryumaruのはじめてのLogiX
https://qiita.com/garyumaru/items/10c8948821b43016451b

#WebSocketとは何か
IT用語辞典(e-Words)WebSocket
http://e-words.jp/w/WebSocket.html

※HTTPのGET/POSTによる通信については、他の方の投稿などを参考にしてください。この記事では扱いません。

#ProbablePrimeさんの動画をみてみよう!
Neos VR Tutorial: Basic Websocket use in Neos (約13分)
https://www.youtube.com/watch?v=q9dqSebqlW4

#ProbablePrimeさんの動画の解析してみた!

動画の中では、NeosVRのLogiXからwebsocket.org(http://websocket.org/)
のサイトに接続して、通信をNeosVRから行っていることがわかります。

Echo Test (http://websocket.org/echo.html)
これから作るものと同じ仕組みのものをブラウザで試せます。

このEcho TestをNeosVRのLogiXで作成していきます。

どうやら次の7ステップで、できそうです。

  1. WebSocketClientコンポーネントを追加する
    1-1) BOXを作成する
    1-2) BOXのインスペクタを開く
    1-3) コンポーネントをアタッチする(Network -> WebSocketClient)
    1-4) websocketclientのインターフェイスを開く(グラブして空間でセカンダリを押す)
    1-5) BOXのインスペクタを閉じる

  2. nodeブラウザを開いて、Network->websocketフォルダから、3つのノードオブジェクトを取り出す
    websocket connect : 指定されたURIのサーバーと通信を開始するノード
    websocket text message receiver : メッセージを受信するノード
    websocket text message sender : メッセージを送信するノード

  3. websocketclientの出力と3つのノードの入力を接続する
    複数接続するときようのTipsがある

  4. websocket connectを編集する
    4-1)Pulseノードを引っ張り出す
    4-2)URIを指定するためのStringノードを用意して、入力に接続する(Input -> String)
    4-3)StringノードにURIを指定する(ws://websocket.org)
    4-4)(Users -> HostUser)
    4-5)出力から通信結果を表示するImpulseノードを引っ張り出す
    4-6)websocketclientのインスペクタのIsConnectedの値を引っ張り出す
    4-7)Pulseを押すことで、通信が発生し、Impulseノードに通信結果が入り、IsConnectedがTrueになる

  5. websocket text message senderを編集する
    5-1)Pulseノードを引っ張り出す
    5-2)右側の上部3つのImpulseノードを引っ張り出す(Send/Sent/Error)
    5-3)URIを指定するためのStringノードを用意して、入力に接続する(Input -> String)
    5-4)送信したいメッセージを入力する(例:poteto)
    5-5)Pulseノードを押して、実行できることを確認する

  6. websocket text message reciverを編集する
    6-1) String変数ノードを用意する(Variables -> String)※InputのStringじゃないので注意
    6-2) Writeノードを用意する(Actions -> Write)
    6-3) Writeノードと接続する
    6-4) Writeノードの出力をStringに接続する
    6-5) websocket text message senderのPulseノードを押すと、websocket text message senderから送信した文字列がStringに返ってきます。

ここまでが、Echo Test (http://websocket.org/echo.html) でブラウザから動作確認できることと同じ内容になります。
これであなたもサーバーとWebSocketによる通信ができちゃったわけです。

  1. websocket text message reciverで受け取った通信内容を記録する
    7-1) +ノードを用意する()
    7-2) NewLineノードを用意する()
    7-3) +ノードの入力にStringノード、NewLineノード、websocket text message reciverノードを接続する
    7-4) +ノードの出力をWriteノードに接続する
    7-5) websocket text message senderのPulseノードを押すと、websocket text message senderから送信した文字列がStringに、それまでStringに格納されていた文字列の次の行に追加されます。

最終的に出来上がるLogiXは次の画像のようになります。
2020-12-18 03.56.41.jpg

#おわりに
以上で、LogiXを使って、サーバーとWebSocket通信ができるようになりました。

今回は、3分じゃなくて13分の動画ってことで、前回( はじめてのLogiX https://qiita.com/garyumaru/items/10c8948821b43016451b ) の4倍もやることあるのかぁって思ってたけど、分解してみれば、30手順ぐらい作業すればできちゃいました!感動です。

最初はさっぱりわからなくても、動画を見て、ざっとどんなことをするのか把握してから、個々の作業の詳細を深堀していくと理解が深まります。どこまでやったら終わるのか、わからないまま延々と作業を続けるのってつらいので、やることが先にわかってると取り組みやすいかな?と思って、記事にしてみました。

これで通信もできるようになったし、あとは自分でサーバを立てて、好きなようにサーバー側でロジックを書いたり、データベースを読み書きして、ゲームを作るだけですね!(そんな簡単な話じゃないってことは、また別のお話で。。。)

サーバーとの通信にはもう一つの方法があり、HTTP(GET/POST)による通信について知りたい人は、こちらの記事をどうぞ!
はじめてのLogiX(HTTP GET/POST編) https://qiita.com/garyumaru/items/8337c93df0f11b3e8efa

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