はじめに
HTMLで文字を太字にする方法として、bタグとstrongタグの2つがありますが、明確な使い分け方が分からなかったので調査してみました。
bタグとstrongタグの基本的な違い
機能と意味の違いについてbタグとstrongタグは、見た目上は同じように文字を太字にする効果がありますが、それぞれの役割が異なるようです。
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bタグ
- 純粋にテキストを視覚的に目立たせることが目的で、特別な意味を持たない
- 言葉に意味は無いが、目立たせたい時に利用する
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strongタグ
- コンテンツの重要性や緊急性を示すために使用され、検索エンジンに対して指定したテキストが重要であることを伝える
- 要素が「緊急」「重要」「深刻」「重大」である際に利用する
- スクリーンリーダーが囲まれた文字を読み上げる際に強調して読み上げられることがある
- macのVoiceOverを使ってみたが変わらなかった…
SEO観点での使い分け
bタグとstrongタグにはSEOの効果に差はないようです。
2013年にGoogleのマット・カット氏が以下のようにコメントを残していました。
Googleはstrongタグやbタグ、emタグ、iタグを同じように扱う。ランキングには影響を与えない
そのため、SEOの観点から使い分けをあまり意識する必要はなさそうでした。
しかし、strongタグを多用しすぎると検索エンジンからマイナス評価を受けることがあるようです。
そのため、重要なキーワードにのみ利用するようにした方が良さそうです。
まとめ
bタグとstrongタグそれぞれの意味合いや使い分けの雰囲気は少し理解できたが、人の主観によって使い分けのラインは異なりそうだなと感じました。
ただ、自分が使う際には意図を持って使い分けを行なっていこうと思います。