こんにちわ、F.O.Xの開発の中の人、そろそろ新しい服が欲しいガーヒラです。(冬でもTシャツなんですよw)
前回は 自動計測機能のすゝめ という記事を書きましたが、Googleさんが Play Install Referrer Library を出されたのでF.O.Xにおけるインストールリファラを用いた広告計測について触れたいと思います。
FOXにおける従来のインストールリファラ計測
これまでのインストールリファラ計測はこんな感じです。
広告をクリックするとF.O.XがGooglePlayのアプリページにリダイレクトします。その際に、referrer=
にF.O.Xが発行するIDを付与し、アプリがインストールされるとreferrerがアプリにブロードキャストされます。
F.O.X SDKはブロードキャストされてきたリファラ文字列をアプリの初回起動時に、成果として送信します。
Google Play Referrer API を用いたインストールリファラ計測
これまで、リファラ文字列の取得は暗黙的Intentで送られてくるものをキャッチするという受け身でしたが、Referrer API
を用いることにより任意のタイミングでリファラの取得が可能で非常にコントローラブルとなりました。(一昔であればリファラが飛んで来ないことは送られくるタイミングが一定ではないこともありましたが、ずいぶんと成長したものです)
Googleの中の人の話によると、アドフラウド(広告詐欺)対策としてリリースされたそうです。
故にAPIで取得出来るのはリファラ文字列だけでなく、クリック時間
、インストール開始時間
も取得することが可能となりました。
また、従来からAndroidManifestに定義して貰っていたF.O.X SDKのBroadcastReceiverは削除しても計測が可能となっておりますが、サポート外のバージョンのGooglePlayが入っているなどでAPIが動作しない場合や、一部広告商品の計測手法にて利用していることもあり削除するレギュレーションにはしていません。
万一、BroadcastReceiverでもリファラが取得出来た場合には、ReferrerAPIで取得した値を成果判定に用います。
F.O.X SDKは騙せませんよ♪ ( ͡° ͜ʖ ͡°)ニヤリ
Google Play Referrer APIを用いるには
Google Play Referrer APIが提供されましたが、ライブラリを導入しないことには利用できません。
build.gradleのdependenciesに以下の清き1行を入れて貰えればF.O.X SDKでリファラ計測が可能となります。特に実装は必要ありません。
dependencies {
...
compile 'com.android.installreferrer:installreferrer:1.0'
}
まとめ
- ReferrerAPIを用いることによりリファラ文字列・クリック時間・インストール開始時間を取得できるようになった。
- F.O.X SDKの実装内容はこれまでと同様、何も変更はない。
- ただし、build.gradleのdependenciesには
'com.android.installreferrer:installreferrer:1.0'
を指定する必要がある。
どうぞ、よろしくお願いします。