はじめに
いろんな現場でシステム運用保守11年目となりました。
仕事をしていると、得意なことや不得意なことに日々ぶつかります。
最近、心理検査(WAIS)を受ける機会があり、自分の特性を見つめ直すヒントになりました。
ここではその結果を踏まえて、私が得意なこと・苦手なこと、そしてそれに合わせた工夫や働き方についてまとめてみました。
特性:目に見える情報に強く、感情的な会話は苦手
規則的な情報(文字・記号・手順など)を「順番に」「可視化」して扱うのが得意です。
一方で、部分から全体を考えることや、感情のやりとりが多い会話は混乱しやすく、一呼吸置くことを意識しています。
ストレングスファインダー
調和性 異なる意見でも一致している点を探ります。
達成欲 日々学習して達成しています
公平性 平等を大切にしています
得意なこと
不得意なこと
1. タスクを一つずつ丁寧にこなす
朝は「本日対応するタスク」をリストにし、完了したらチェック。
マルチタスクは苦手ですが、一つずつ順番に処理することなら着実に進められます。
カレンダーへの登録も習慣化しており、依頼が重なっても作業漏れなく管理できています。
2. 手順化・パターン化が得意
手順書に沿った定型業務や、あらかじめ準備したコマンドを使う構築作業など、準備型の運用保守に強みがあります。
実際、一つの案件で3年以上システム運用保守を担当していますが、大きなミスはありません。
現行環境で20台サーバを構築しましたが、ミスが許されないデータ移行でミスをしたことはありません。
事前にコマンドテキストを作成してレビューをしていました。
3. 正確性と慎重さを大切に
速度よりも正確性を重視。
慌てて作業して失敗するよりも、1分立ち止まって確認する方が結果的にスムーズです。
4. 理解してから行動する
システム運用では、作業内容の理解と検証を大切にしています。
本番環境での作業前には必ず、30分前に手順の振り返り・頭の中でのシミュレーションをしています。
まとめ
ざっくりした指示や臨機応変な対応は、私にとっては少し難しいことがあります。
一方で、事前準備をしっかり行い、手順に沿って丁寧に進めることで、高い精度と安定した成果を出すことができます。
職場には「ざっくりでもすぐ動ける人」もいますし、私のように「準備と手順で確実に進める人」もいます。
それぞれ強みは違いますが、補い合うことでチームとしての成果が高まるのだと感じています。
自分の特性を理解したうえで、それを活かす方法を探っていけば、仕事のストレスも減り、安心して長く働くことができると思います。