前回に引き続き、Dockerを使ったGitLabについて触れていきます。
今回はあまり大したことはしません。
次回の前準備のような事を書き残しています。
Dockerコンテナ化したGitLabの操作
まず、GitLabコンテナの起動状態を確認します。
以下コマンド実行後、GitLabのコンテナイメージが存在していれば起動されています。
sudo docker ps -a #dockerコンテナイメージが「Up」になっていれば起動している
※以降、sudo省略
docker start <dockerコンテナのNAME> #起動していない場合
docker ps
次にGitLabの各サービスの起動状態を確認します。
大抵コンテナを起動していればrunになっていると思いますが、次の項目で設定変更を実施するので一旦停止させておきます。
docker exec -it gitlab gitlab-ctl status
docker exec -it gitlab gitlab-ctl stop #起動している場合
docker exec -it gitlab gitlab-ctl status
上記コマンドや前回実施したdocker exec -it gitlab gitlab-ctl reconfigure
コマンド等、通常のGitLabのコマンドの前にdocker exec -it gitlab
を加える事で通常のGitLabと同じコマンドを実行することが可能です。
直接GitLabを操作するには以下のコマンドでコンテナにアクセスします。
コンテナにアクセス後は通常のGitLabと同様docker exec~
なしでGitLabのコマンドを使用できます。
docker exec -it <dockerコンテナのNAME> /bin/bash
コンテナから抜けるにはexit
で切断します。
GitLabの設定変更
コンテナ化したGitLabで設定変更を実施する場合、以下のコマンドを実行します。
実行するとnanoエディタが起動されますので、変更したい設定値を修正します。
docker exec -it gitlab editor /etc/gitlab/gitlab.rb
GitLab関連データのディレクトリ
GitLabに関連するディレクトリは/srv/gitlab/
ディレクトリに収められていますので、nfsサーバーへデータを格納したい時等はこちらの中を参照します。
例として設定ファイルを直接編集する場合、以下に格納されています。
/srv/gitlab/config/gitlab.rb
設定変更が完了したら、reconfigと起動を実施します。
直接GitLabコンテナにログインしている場合はdocker exec -it gitlab
の部分は不要です。
docker exec -it gitlab gitlab-ctl reconfigure
docker exec -it gitlab gitlab-ctl status
docker exec -it gitlab gitlab-ctl start
docker exec -it gitlab gitlab-ctl status
少々短いですが、今回は以上です。
次回は既存のGitLabのデータを引き継ぎまたは共有を試します。