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Outsystems10から11にアップグレードしようとした話

Last updated at Posted at 2019-12-19

想定読者

Outsystemsのインフラに関わっている方

自己紹介

入社して1年半が経ちました。
入社してすぐにOutsystemsを触り始めたので、もうOutsystemsとのお付き合いも1年半くらいになります。

Outsystemの基盤の構築から社内でのアプリ開発など、いろんなことをやってます。

【去年のOutsystems10の構築記事】
外資系の社内SEに転職して、Outsystemsと出会った(環境構築編)

はじめに

Outsystems10のサポートが2019年で終了すると聞き、弊社内ではOutsystems11に移行する流れになりました。

お付き合いとは難しいもので、お互いこのままじゃ上手くいかない部分があり、
彼女(Outsystems)の環境や状況が変われば、僕のほうもなるべくそれに合わせる動きをしなければなりません。
そんな中で起きたトラブルや落とし穴を共有できればと思います。

恋愛.png

弊社の構成

一部省略していますが、Dev,Uat,Stg,Prd,Lifetimeと一通りございます。
※線が薄かったりするのはご愛嬌でお願いします。
image.png

はじめにやったこと

Outsystems社の担当者の方にOS11のアップデートプランを提示し、ライセンスのレンタルをしました。

アップグレード方法としては、
現状稼働しているOS10の環境に影響を与えないようにするため、
OS10とほぼ同じ構成のサーバー群を作成し、それぞれOS11のパッケージとライセンスの適用をして並行稼動させます。
その後OS10の環境を削除して、OS11だけを残す方法です。

OS10のDBはクローンし、OS11で同期して利用しました。

image.png

落とし穴その1

Outsystems11からWindowsServer2016~の対応になりました。
今までWindowServer2012を利用していたため、
テスト的に、WindowsServer2012にOutsystems11を入れようと思ったら出鼻をくじかれました。
落とし穴というかノーマークでしたね、完全に。

資料:
OutSystems_system_requirements

image.png

落とし穴その2

ブレイキングチェンジ(OS10とOS11間での実装方法の変更)の対応に追われた。
メジャーアップデートともなると、変更点も多いためここは要チェックです。

資料:
OutSystems 11 side effects and breaking changes

image.png

落とし穴その3

DBクローンした際に既存のデータが残ってしまい、Lifetime等で不具合が発生した。
こちらはOutsystemsのチェックリストに書いてなかったので盲点でした。

資料:
Migrate an Environment Using a Database Clone

image.png

おまけ

Outsystems10では、TLSを1.2に上げることにより、ServiceStudioのNativePlatformが表示されなくなるみたいです。
資料のような設定をすればいけるみたいです。

:資料
(.NET) Enable SSL Protocols for your Integrations - TLS 1.1 and TLS 1.2

image.png

終わりに

なんやかんやで、
いろんな落とし穴がありつつも、その度に僕も変わることで彼女(Outsystems)との仲が深まっている気がします。
自分でわからないことは、彼女(Outsystems)の親(Outsystemsサポート)と話してみるのも1つの手だと思います。

また、下記のようにAIのChatbotができたり、WebアプリのUIのありかたが変わってきたり、
彼女(Outsystems)は僕が思っている以上のスピードで進化しています。

そんな彼女(Outsystems)にふさわしい男になりたいと思ったクリスマスでした。

OutSystems.AI Chatbot
(OutSystems)Reactive Web AppとTraditional Webの違い

image.png

クリスマスまであと6日!

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