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HajimariAdvent Calendar 2023

Day 11

僕はキャリアをエンジニアから始めて心からよかったと思う。

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はじめに

僕は現在エンジニア事業部のマネージャーをしています。

エンジニア事業部のマネージャーといっても、
テクニカルマネジメントをになっているわけではなく、
ピープルマネジメントとプロジェクトマネジメントがメインなので、
エンジニアリングマネージャー(EM)とは別物だと思ってください!

直近は、開発から離れ、マネジメントや組織作りに時間を使うことが多いのですが、
これまでのキャリアの中で得た気づきについて、
本題にあるようにキャリアをエンジニアから始めたからこそ、
得られた視点、今に活かせることをお伝えさせていただければと思っています!

自分のこれまでのキャリアについて(要約)

簡単にですが、僕のキャリアをまとめてみました。

・webエンジニアとして開発経験は約4年(自社・受託・SES)
・マネジメント経験は約2年
・HRBP(エンジニア採用)経験は約3年
・事業管理経験は約1年
・地方事業所の立ち上げ

時系列に直すと、

高校時代
プログラミングに出会う。最初は謎にCOBOLから入りましたw
あとはJavaとか、応用情報と勉強してました。

大学時代
訳あって、自分で学費を払って、生計を立てなくてはいけない状況で、
エンジニアインターンで生計立ててました。(ちゃんと学校も行ってましたよw)
VBAとかJavaで製造業向けのシステム開発してましたね。

就活時代(内定者インターン時代)
就活軸は、ビジョンマッチとエンジニアを軸としてエンジニア以外のことをやれる環境で、
今思うと恥ずかしいんですが、
僕は全部やりたいんです!自分で作ったものを自分で売れたらめっちゃよくないですか?
とか言ってましたwww(今もそういう節ありますがw)

あと、内定者インターンでPHP(laravel)で自社サービス開発してました。
運良く新規事業の開発にも携わりました。

社会人〜現在
受託を中心に顧客折衝~実装~保守運用まで幅広く経験しましたね。
いわゆるフルスタックな感じで。

あとは、採用をやったり、地方事業所の立ち上げしたりもしてました。
現在はマネージャーとして
P/L(事業予算)と睨めっこしつつ、
メンバーのピープルマネジメント、エンジニア採用のプロジェクトマネジメントをしてます!
(最近あまりコードに触れてないので、もうエンジニアとは言えないのでは?と内心思ってますw)

エンジニアからキャリアを始めてよかったこと

キャリアにも書きましたが、
現在はエンジニアとしてコードにあまり触れておらず、
これからもあまり触れるつもりはありません。
(仕事では触れず、趣味程度に留めておくつもりですw)
それは、様々経験する中で
自分の強みとこれからやっていきたいことが、
エンジニアリング以外にあることを理解したからです。

ただ、僕は心の底からエンジニアからキャリアをスタートしてよかったなと思っています。

理由は大きく3つあります。

1.エンジニアリングが必要とされない業界はない。エンジニア×〇〇で自分の強みを作れる。

昨今、エンジニアリングが必要とされない業界などほとんどないんじゃないでしょうか?
どの業界、どの企業で働いていても、(直接ではなくと間接的に)エンジニアと関わる機会はあるはずです。

どの業界でもエンジニアリングをどのように活かしてくかが求められる中で、
実際にエンジニアをやっていたどうかによって、
エンジニアリングに対する解像度がまるで違うと思いますし、
そういったエンジニアリングに対する解像度が高い人材はどの環境でも重宝されるはずです。

僕の場合は、
エンジニア × 人事 = エンジニア採用領域で強みを作れたのではないかと思っています。
世の中でエンジニア不足が叫ばれている中、
エンジニアに対する解像度が高い人が採用できることは強みです。
訴求も経験を元にダイレクトにできますし、カジュアル面談から技術の話ができますからね。

また、キャリアの途中でエンジニアに転身することは非常にハードルが高いという一面も考慮すべき点だと思います。
昨今はプログラミングスクールや動画教材が充実していたり、リスキリングが推進されていたりしていますが、僕の所感としては、まだまだエンジニアへとキャリアチェンジすることはハードルが高いと思っています。
未経験を歓迎している企業で、エンジニアにとって良い環境はどれだけあるのか。。。。
(残念ながら結局、実務経験が問われる社会ですからね。)

エンジニアからキャリアを始めることは、
今後どのようなキャリアを築くにあたっても有利になっていくことを考えた時に
僕は心の底からエンジニアでよかったと思います。

2.エンジニアほど常にキャッチアップしなくてはいけない職業はない。情報に関する感度が高くなり、学び続ける姿勢がつく。

僕はエンジニアほど常にキャッチアップしなくてはいけない職業はないのではないかと思っています。
(他にもあったらごめんなさいw)

理由としては、プラットホームの変化を特に受けやすい職業だからです。
エンジニアとして働いている方は、お分かりかとは思うのですが、
開発するにあたって、オンプレ環境で開発することよりも
GAFAを中心とした何かのプラットフォームを利用して開発することがほとんどなのではないでしょうか?
(少なくとも僕はそうでした。)
つまり、プラットフォームの変化に敏感でなければついていけず、
今モダンであるとされる技術も半年後にモダンとされるかどうかわからない、
常にキャッチアップが必要とされている職業なのだと思っています。

僕はエンジニアとしてキャリアをスタートしたことで、
情報に対して敏感になりましたし、自分で情報を取りにいく習慣がついたと思っています。
また、エンジニアに囲まれている環境下で、周りのメンバーと情報を共有し合える環境にあったことも
僕にとっては非常によかったと思っています。

3.開発経験からマネジメントやチームビルディング、組織作りについての重要性を肌で実感でき、VUCA(ブーカ)時代に適応しやすい。

1と2にも記載させていただいたような時代背景は、VUCAと呼ばれています。

VUCA(ブーカ)とは

・Volatility(変動性)
・Uncertainty(不確実性)
・Complexity(複雑性)
・Ambiguity(曖昧性)

の4要素があり、グローバリゼーションや戦争、感染症、ITの最新技術によって、目まぐるしく変転する予測困難な状況を指します。

昨今、そのような時代を生き抜くための組織作りの重要性が問われています。

エンジニアは日々技術に触れキャッチアップし、プロダクトに向き合っており
間接的にVUCAに対して適応できる力が身につくのではないかと思っています。
(適応せざるを得ない環境下にいますからね)

その代表例として
スクラムアジャイル開発といった考えた方があると思います。

アジャイル:ソフトウェア開発の世界から生まれた、ルールやプロセスよりも人を重視し、変化に柔軟に適応することを目指す考え方。
スクラム:アジャイルなチームを作り、継続的に価値を届けていくためのフレームワークの一つ。開発者、スクラムマスター、プロダクトオーナーという3つの役割を定め、透明性を確保しながら検査と適応を繰り返すことで、価値を生み出し続けていくこと
参考:アジャイルリーダーシップ

これらは、目まぐるしい技術革新に対応する為に生み出した考え方だと思いますが、
近年ではその考え方をソフトウェア開発にとどまらず、
その他の職種や組織そのものにも適用しようとする動きが増えてきているのではないかと思います。

僕もマネージャーとして組織を考える立場となって、
プロダクトに対しての考え方と組織の対する考え方は非常に似ているなと肌で実感していますし、誰よりもその重要性を理解しているつもりです。
(組織作りにおいても数々の失敗をし、学んでいる最中ですが。。)

それは僕が、たまたまキャリアをエンジニアからスタートしたからでしかありません。
エンジニアとしてキャリアをスタートしていなければ、
そこまで解像度高くVUCA時代を生き抜く組織のあり方に気づけなかったと思います。

最後に

僕は今後、より企業や事業を人と組織の観点から考えられる人になりたい、
人を活かせる組織作りをしていきたいと思っています。
そう思えたのは、僕がキャリアをエンジニアとしてスタートした中で得られた気付きの中に、僕の強みと重なる部分を感じたからです。

ですので、僕がqiitaに投稿するのはこれが最後になるかもしれませんw

僕の大事な価値観を見出してくれたエンジニアという職種に
気づきを与えてくれたエンジニアメンバーには感謝しかありません。

今後どのようなキャリアを歩むかは未確定な部分もありますが、
僕はキャリアをエンジニアから始めて心からよかったと思います。

ここまで、記事を読んでいただきありがとうございました!

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