前置き
それなりに長いことコードを書いてきました。
この業界に居ると、絶えず学習し続ける必要があることに気がつきます。
気がつかないと死亡します。
もう少し経つと、学習して得た知識に、あっという間に鮮度が落ちるものと、長いこと使え、やがては自分の核となりうるものがあることに気がつきます。
今回は私が自分の核になっていると感じる本のご紹介。
最早古典の域かもしれません。
Joel on Software
初期Excel VBAの設計者。StackOverFlowを作った人。
いきなりコーディングというよりはマネジメントの本なのですが、プログラマにとっても相当な気づきを得られる本です。
なんというか、すごく地に足がついた感がある本です。
高度な内容でありつつも実践的。一度トラブルプロジェクトを経験した後だと、より染みるかも。
ライト、ついてますか―問題発見の人間学
そもそも我々はなんのためにコードを書いているのか?
我々が解決すべきものはなにか?
根本のところを問い直すきっかけを与えてくれる本です。
私自身は即解決方法に飛びつくHOW思考的人間なのですが、この本のおかげでどうにか本当のスタート地点に立ち返ることができていると感じています。
この本によれば、本当の問題と感じたところは、既に新しい問題のとば口なのですが。
増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門
最後に少しだけプログラミングぽい本。
オブジェクト指向でプログラミングしようと思えば、デザインパターン、特にGoFは避けては通れないと思います。
実際に使うデザインパターンは限られるものですが、それでも一度は一通り学んでおくべきです。読めば読むほどに脳みそに刺激があります。
これらの本はきっとあなたのキャリアを長く支えてくれます。ほんとだよ。