はじめに
MaixCubeでの開発の基本はMaixPyです。MaixPyはマイコン用のPythonサブセットMicroPythonをMaixシリーズ用に実装したものです。
MaixPy IDEのインストール
MaixCubeには出荷時にMaixPyがインストールされています。開発用のPCにMaixPy IDEをインストールすると、PC上でPythonを編集してそのままMaixCube上でプログラムを実行することができます。
MaixPy IDEの2020/5/30現在の最新版は0.2.5です。ここからダウンロードしてインストールします。Windowsであれば、maixpy-ide-windows-0.2.5.exe になります。その他Linux、Mac用があります。
MaixPy IDEの起動
インストールが完了したら、PCにUSBケーブルでMaixCubeを接続し、MaixPy IDEを起動します。
ツール - Select Board からボードを選択することができますが、0.2.5ではMaixCubeは選択肢にありませんが、デフォルトのSipeed Maix Dockの状態でもMaixCubeでプログラムを実行できるようです。
MaixCubeの接続
左下の、 チェーンのマークをクリックし、ポートを選択してMaixCubeに接続します。
接続されるとチェーンのマークが赤色になり、グレーになっていた実行ボタンが緑色に変わります。これでプログラム実行の準備ができました。
MaixCubeの画面は
から
に変わります。
プログラムの実行
IDEにはサンプルのhelloworld.pyアプリが表示されています。このプログラムはカメラの画像をLCDに表示します。 ボタンを押すと実行します。
2020/5/30現在、IDE上の画面は上下反転、LCDの表示は色が反転して表示されましまいました。22行目のlcd.display(img)の前にimg.negate()を入れてあげると画面表示は正しくなりました。
ボタンで実行を中止し、
ボタンでMaixCubeから切断します。
切断するとMaixCubeの画面は、
に戻ります。
最後に
MaixCube上でPythonのプログラムを簡単に実行することができました。