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化学系研究者が完全未経験からWeb系自社開発企業に転職するまで


はじめに

先日、Web系自社開発企業から内定をいただき、3/1よりエンジニアとしてのキャリアをスタートできることになりました。

そこで今回は、初心を思い出すことと、この半年間の振り返りを兼ねて、化学系研究者が完全未経験からWeb系自社開発企業に転職するまでの過程を執筆したいと思います。

この記事を読んでくださった方の刺激になる、あるいは、少しでも役に立つ情報を提供することができれば幸いです。


結論

長くなりそうなので、エンジニアへの転職活動を通してやってよかったことや反省点について先に結論を書いておきます。

1. やると決めたからには1点集中。まずは環境作りから。

2. SNSでのアウトプットはメリットばかり。

3. 「何となく」から脱却し、将来のビジョンの設定をする&そこに辿り着くには何が必要かを考える。

4. 基礎固めしてからポートフォリオを作るのではなく、ポートフォリオを作ってから基礎固めをする。

5. 遅くとも転職のタイミングまでに東京に引越しをする。


自己紹介・経歴


  • 年齢:26歳

  • 最終学歴:旧帝大・大学院(化学専攻)

  • 職歴:化学・素材業界最大手メーカー企業の研究職

  • PC経験:ワード・エクセル・パワポ+ネットサーフィン程度

大学時代は白衣を着てフラスコを振って〜のようなTHE・科学者みたいなことをしており、研究室に所属していた3年間で学会発表7件(内2件で優秀賞を受賞)、査読付き英語論文2報執筆など、ある程度見栄えのする実績を残せたと思います。

また、前職では在籍していた2年半でiPhoneやApple Watchなどの中に使われる素材の研究開発を担当し、筆頭特許3件や新規処方素材の開発+量産試作などを経験しました。


エンジニア転向のきっかけ

研究職も裁量を与えられながら仕事ができる点などにおいては魅力的な職業だったのですが、下記2点がデメリットだと感じていました。

1. メーカー企業は安全管理上、原料や製造ラインのようなハード面での制限が多く、0から1を作るチャレンジングな仕事ができる機会が極めて少なかった

2. 実績を重んじる文化であるため、分野最大手企業の研究職と言えど、新しい技術の導入に対して積極的ではなく、どうしてもレガシーな技術に流れてしまう

一方で、入社した(2016年)頃から、AIを始めとするテクノロジーの進歩が頻繁にニュースで取り上げられるようになり、高校時代に抱いていた興味も相まって(※1)、IT分野に魅力を感じるようになりました。

IT分野への関心が抑えられずに今からでも分野転向できるのだろうかと試しに調べてみると、プログラミングを学習できる環境は整っていることや、資格や学歴は必須ではないことを知り、想像以上に敷居が低いことが分かった時に、エンジニアへの転向を本気で考えるようになりました。(それが昨年の8月の話です)

調べれば調べるほど、他業種と比較した際、エンジニアはハード面での制限が少なく、新しい技術の導入のしやすさや、ものづくりへの敷居の低さの面で極めて魅力的な職業に感じました。

そして最終的に、他業種よりも0から1を生み出すことを経験しやすく、且つ、先端技術にチャレンジングし続けられる環境がある職業であると考え、エンジニアへの転向を決意した、というのが私のエンジニア転向のきっかけです。

(※1) 高校時代、脳科学に興味を持っており、人工的に脳を模倣し創造することを目指すAI関連の研究(電子情報系)にも強い関心を持っていました。進路については大変悩んだのですが、結果として、当時化学が最も得意だったことや、全国順位・論文引用数・科研費等の観点から、分子レベルで脳を解明する研究室があった化学系の道に進んだという背景があります。


メリット・デメリットの把握

もちろん、エンジニアへの転向を決意するまでに数週間は熟考しました。

そこでまず行ったのは化学系研究職とエンジニアのそれぞれのメリット・デメリットの洗い出しでした。

エンジニアへ転向する上で私の中でのメリット・デメリットは以下の通りであり、明確なデメリットは特にないことが認識できたので、エンジニア転向のリスクは許容できると判断しました。


メリット


  • 常に新しい技術に触れられる環境がある

  • 技術とアイデアさえあれば誰でもプロダクトを作ることができる

  • (やる・やらないは別として)リモートワークや海外ノマドなど、フレキシブルな働き方が可能な職業

  • 手に職が付く

  • 世界的に見て、今後益々の成長が期待される産業である


デメリット


  • 技術の流行り廃りが激しく、勉強し続けなければ生き残れない


    • 研究職含め、どの職種でも一線で活躍しようと思えば同じなので特に不安には感じませんでした



  • 東京に引越す必要がある


    • そこまで住む場所にこだわりはないタイプなので特に大きなデメリットには感じていません



  • 化学分野の専門性が活かせなくなる


    • 就職を機に大学時代とは違う分野に配属され、専門分野へのこだわりは捨てていたため特に抵抗はありませんでした

    • また、仕事をする上での基本的な考え方(ビジネスマナー, PDCA, 報連相など)はどこでも役に立つはずです



  • 一時的に収入が減る


    • そんなにお金を使うタイプではないし、当分は貯金で何とかできるので一時的に減る分には特に問題ないと判断しました

    • また、業界自体の単価が高い分、長い目で見ると同等以上になる可能性もあるかもしれないと感じています(正直、未知数です。唯一のデメリットになり得るかもしれない部分ではあります)



  • 安定した大企業を辞めることになる


    • 中国企業の台頭により、大手メーカー企業と言えど決して安泰とは言えないのではないかと感じていた+会社に頼り切りの時代でもないと考えていたため個人的にはここにデメリットは感じていません




プログラミングへの適性を判断

メリット・デメリットは洗い出したものの、実際にプログラミングをやってみなければ最終結論は出せないと思い、即座にProgateを始めました。

Progateを無料でできる範囲で一通りやってみて思ったのは、プログラミングは想像以上に楽しい!ということでした。

正直、この体験だけで判断するなんて浅はかなんじゃない?と思われる人もいるかもしれませんが、ここで楽しくてワクワクが止まらない感覚を得られたことが、エンジニア転向の意志を固める決め手となったと思います。自分の中では決め手としては十分すぎるものでした。

ちなみに、もし途中で挫折したらどうしよう...といった不安は一瞬よぎりましたが、もしもの時は化学分野に戻ればいいや、とか、これだけ情報が落ちている&私と同じ様に未経験から転職してる人もいるのなら自分にできない理由はないだろうという根拠のない自信もあり、本格的にエンジニアになる覚悟を決めました。


いざ行動


1ヶ月目(9月)

エンジニアになる覚悟を決めたので、まずはプログラミングに集中できる環境を作るべく以下のことをやっていきました。


  • 退職届の提出&10月末に退職することを確定

  • 断捨離(車・ギター・洋服・etc…)

  • エンジニアのキャリアについて情報収集・将来像の設定・目標までの逆算

  • Progate有料版登録、1ヶ月でHTML/CSS, Javascript, jQuery, Ruby, Railsまで一通り完了

  • プログラミングスクールの選定

  • Wantedly登録

個人的には、プログラミングを始めたこのタイミングでエンジニアのキャリアについて情報収集をして、将来像の設定およびそこに辿り着くまでに必要なものを意識できるようになったことが、モチベーションの維持や、後述する転職活動に繋がったと確信しています。

私にキャリアのイメージを大変具体的に描かせてくれたのは、勝又健太さん(@poly_softさん)の「僕が「バックエンド」を主戦場にしている理由」というYouTube動画でした。この動画を見た時は強く衝撃を受けたことを未だに覚えています。

初心者目線で見てもここで主張されていた内容の全てについて共感できたこと、および、元々、化学・素材業界で普段直接的に目に触れるものではないが、衣食住を始めとする人々の暮らしを支えるものづくりに携わっており縁の下の力持ち的な仕事の楽しさを知っていることもあって、バックエンドの分野で活躍できるエンジニアに強い興味を持つようになりました

ここで、一言で「バックエンドエンジニア」と言っても広義であるため、更に具体的にどのような領域に進みたいかを深掘りしていった結果、特に以下の技術キーワードについて調べている時にとてもワクワクしている自分がいることに気付き、3〜5ヶ年計画で下記キーワードを扱えるエンジニアになることを現時点での目標と設定しました。


  • AI/機械学習

  • クラウド

  • DevOps/MLOps

  • マイクロサービス

  • ビッグデータ/グロースハック


  • SRE

    (※上記全てを網羅したいという訳ではありません。)

上記目標を達成するためには、「プログラミングの基礎力を身に付けられるモダンな開発ができる環境がある企業で働くこと」が最重要項目であると判断し、「モダンな開発をしている企業の求人が多い」・「日本語情報が多い」・「Ruby on Railsというフレームワークがあることでポートフォリオ制作がしやすい」などの理由から、最初に学ぶ言語としてはRubyを選び、ProgateにてRuby/Railsを中心に本格的に勉強を始めました。

また、それと同時にプログラミングスクールを探し始め、「Ruby/Railsを扱っている」・「オンラインで利用可能」・「スクールと連携した企業に就職しなければならないという縛りがない(就職先を無理に斡旋されない)」・「固定のカリキュラムがなく、自分のペースで好きなようにさせてもらえる」という観点から侍エンジニア塾を選び入会することに決めました。

(ちなみに、入会して1~2ヶ月後くらいに炎上しているのを知った時は正直失敗したなと後悔しかけましたが、後述するように最終的には身銭を切った以上のメリットを享受できたと思っているので結果オーライと考えています。笑)


2ヶ月目(10月)


  • ドットインストール

  • 技術書(Javascript中心に)

  • オンラインレッスン開始

  • 関西→地元九州へ一時的な引越し

2ヶ月目は前職の引き継ぎなどで有給消化が始まるまでは出勤していましたが、朝5時に起きて勉強→仕事→帰宅後夜中まで勉強のような感じで可能な限り勉強時間を確保して毎日プログラミングに触れるようにしていました。

ここで睡眠時間を削ってでも頑張れたのは、純粋にプログラミングが楽しいと思えていたということと、この時点で言い訳して勉強できないようであれば今後エンジニアとしてやっていけないだろうという少しスポ根的な発想があったからだと思います。

そして無事に退職した後は法事などの行事が重なるタイミングだったこともあり、一旦地元に戻って勉強することにしました。


3ヶ月目(11月)


  • Twitter/Qiita/Qrunchでのアウトプットを開始

  • Railsチュートリアル(Progateや技術書で知識を補完しながら実施)

  • 東京遠征


    • Wantedlyで繋がった企業5社と面談

    • 東京の物件下見、渋谷まで自転車圏内の新築シェアハウスに決定



3ヶ月目からは1日フルで勉強時間に使うことができるようになり、Railsチュートリアルを中心に勉強をしていました。

また、学んだことを言語化し知識を定着・深化させることや、モチベーションを高い水準で維持させることを目的として、Twitter, Qrunch, Qiitaなどにアウトプットを始めたのもこの時期です。

そしてアウトプットを始めた頃から、Wantedlyにてスカウトメールが届くようになったため、今の自分が企業側から見てどのように見えているのかを確かめる意味で(+東京での家探しを兼ねて)、話を伺いに東京に行きました。

面談時に、エンジニアになりたい理由や今後やりたいことなどを伝えると、どの企業でも予想以上に良好な反応がいただけたことから、転職活動自体への不安をなくすことができたのはこの東京遠征の大きな成果だったと思います。


4ヶ月目(12月)


  • 技術書(Rails、RSpec、SQLなど)

  • ポートフォリオ1作品目完成


    • プルリクエストやコードレビューなど実務に近い形で実施



4ヶ月目にポートフォリオ制作を開始し、約3~4週間くらいで最低限の機能を付けてひとまず完成させました。

全くもって大したものじゃないですが、ポートフォリオはこちらです。

ポートフォリオ1作品目:Bookshelf App (GitHubはこちら)

個人的にはポートフォリオ制作の過程でこれまでの知識が繋がっていく感覚が得られ、日々成長していると実感することが多かったです。

また、何よりやった分だけ作品が形となっていくのがとても楽しかったです。

ただ、今振り返ると、ポートフォリオ制作を重く捉え、手戻りがないようにと基礎的な勉強に時間を掛け過ぎていたことは反省点だと思っています。

手戻り云々なんて気にせずにもっと早い段階からポートフォリオ制作にトライしていても良かったかもしれないと感じています。


5ヶ月目(1月)


  • スクールの就職担当者から超好条件の企業を紹介される

  • 九州→東京へ引越し

  • ポートフォリオ2作品目完成

年が明けた頃に、スクールの就職担当者から入社難易度は高いが技術面・待遇面で好条件の企業(入社先の企業)の求人をいただくことができました。

正直な話、最初はスクールの就職担当者のことをあまり信頼していなくて、何か裏があるんじゃないか(中に入っても狙いの開発業務ができないのではないか等)と無駄に勘ぐっていたのですが、条件はとても良い&事業内容についても興味を持てた&別業界にいた私でも名前を聞いたことがあった有名なベンチャー企業だったこともあり、実際に受けてみて雰囲気などが合わないと感じたら辞退すれば良いかと思ってその求人に応募することにしました。(後々実際に面接を受けたら無事に懸念点は解消されました。)

ちなみに、後から聞いた話ですが、スクールの就職担当の方が従来未経験者採用は難しいとされているその企業に私を売り込んでくれたとのことで、今となっては感謝しかありません。

そして、東京へ引越したり、ポートフォリオ2作品目を作ったりして1月はあっという間に過ぎていきました。

2作品目も全くもって大したものじゃないですが、認証系にDeviseを使ってみたり、テストはRSpecで書いたり、DBはMySQLを使ってみたり、いいね機能を付けてみたりと、1作品目に少しずつ変化を加えながら作りました。

ポートフォリオ2作品目:Spiceful days (GitHubはこちら)


6ヶ月目(2月)


  • 技術書(リーダブルコード、Webを支える技術など)

  • 勉強会に参加(1ヶ月で8回)

  • 本格的に転職活動開始

前回の東京遠征での経験から、通常の面接で落ちる可能性は低いと確信していたため、無駄打ちの必要はないと判断し、心からこの企業であれば行きたいと思えた4社に絞って選考に応募しました。

その結果、2社から内定をいただくことができ、どちらに行くか夜も眠れぬ程悩んだ末、最終的に前述の将来像に繋がる経験ができる確率が高い方(スクールの就職担当者から紹介いただいた企業)を選び、3月より働くこととなりました。

ちなみに、入社先の企業で扱える技術的キーワードとしては、Ruby/Rails/GCP/機械学習/ビッグデータ解析(GoogleBigQuery)/グロースハック/etc...となっています。


転職活動の実績

プログラミング漬けの6ヶ月間を過ごし、転職活動の実績としては以下のようになりました。


  1. Wantedlyスカウト:15社(比率としては、自社開発:12社・受託開発:3社)

  2. 自分からアプローチした企業:15社

  3. プログラミングスクールからの紹介:1社

  4. 話を聞きに行った企業:9社

  5. 選考に応募した企業:4社

  6. 内定をいただいた企業:2社 (2社から内定をもらい、他2社は選考途中で辞退連絡をしました。)

(※上記2〜6については、全て自社開発企業です。)


転職活動中に評価されたポイント

振り返ると、実際に手を動かした証拠がある点や、(熱意があるのは当然として)熱意を支えている思考が言語化できている点について評価されることが多かったと思います。

具体的には、


  • ポートフォリオを制作していた点

  • 積極的に必要な技術書を購入・勉強し、知識を補完しようとしていた点

  • SNSでコンスタントにアウトプットをしていた点

  • 3, 5, 10年後のビジョンとそれを達成するためにすべきことを言語化できていた点

  • その企業でなければならない、明確な理由が言えた点

  • 元研究職という物珍しさ&(他分野ではあるものの)特許や論文などの実績

などの要素がプラスに捉えられたと考えられます。


振り返ってみて、やってよかったこと


すぐに退職したこと

即仕事を辞める判断ができたのは過去の自分の一番のグッジョブだったと思っています。

学ぶことは大量にあるので、片手間では無理だったと思いますし、感覚としては即退職して1日フルで使っても全然足りてないくらいに感じています。

そのため、相当要領がいい人、または、天才肌の人でない限りは、即退職してプログラミングに1点集中できる環境を用意するのが吉だと思います。

仕事を辞めて1点集中するかどうかについては賛否両論あると思いますが、私の場合は、


  • 26歳でありキャリアのスタートが遅いこと

  • あらかじめエンジニアとして生きるビジョンを描き、覚悟を決められたこと

  • 追い込まれなければ集中できないタイプであること

  • 最悪上手く行かなかった場合は化学の道に戻る選択肢があったこと

  • 貯金があったこと

  • 前職では残業も多かったこと

という複数の面から、仕事を続けながら片手間に勉強するよりも、仕事を辞めてプログラミングに専念できる環境を作る方がよいと考え、すぐに退職することを選びました。

ここは人それぞれ違うと思うので、お金や時間等を天秤に掛け、仕事を辞めるリスクを許容できるかを判断していただければと思います。


プログラミングスクールを利用したこと

正直な話、前述した通り、利用し始めて1ヶ月後くらいに大炎上してた時は一瞬めちゃくちゃ後悔し、大金払ってハズレ引いたなと思いましたが、大変運が良かったことに、担当してくださった講師の方と就職サポートの方が極めて優秀な方々であったため、身銭を切った以上の恩恵を受けることができたと感じています。

具体的には下記が良い部分でした。


  • 担当してくださっている講師の方がとてもストイック且つ実績も豊富で尊敬できる現役エンジニアだったこと(平日はWeb系企業の正社員としてゴリゴリ開発+隙間時間にオンラインのスクール講師をしているという方でした。)

  • 実務目線でビシバシとコードレビューをしてくれたこと

  • キャリアや就職についても現役エンジニア目線で意見をもらえたこと

  • 就職担当の方が、私の無茶な要望に対しても積極的に対応してくださり、従来未経験者採用は難しいとされている有名ベンチャー企業(就職先)に私を推薦してくれたこと

  • 現在の自分の将来像に近い現役エンジニアの方を繋いでもらって、キャリア相談をさせてもらったこと

以上のことから、総合的にスクールを利用して良かったなと感じているし、最終的には後悔はしていないです。

ただ、やはりスクールの値段は鬼高いので金銭面で余裕がある人にしかオススメできません。

スクールはあくまでも成長効率を上げてくれる&上手く行かなかった時の保険のようなものであり、人によっては必要ないものだとも思うので、その部分と金銭面を天秤に掛けてスクールを利用すべきかどうかを判断するのが吉だと思います。


SNSでのアウトプット

10月末にTwitterを始め、その時に以下のツイートをしました。

そしてここでの宣言を守って4ヶ月くらいコツコツとアウトプットをしていきました。

しばらく淡々とアウトプットを続けていたら、気付けば習慣になっており、今となってはTwitterに日報を書くことが歯磨きをして寝るくらいの感覚になっていると感じています。

アウトプットを続けて享受できたメリットとしては、以下が挙げられます。


  • 曖昧な部分の洗い出しができる

  • 知識の定着と深化に繋がる

  • 学んだことや自分の考え、何が分かっていないのかを文字に起こして確認できる

  • 一度調べたことを再度調べる必要がなくなる(未来の自分への投資になる)

  • 有識者からのコメントにより、知識・技術の引き出しが増える

  • アウトプットしている姿に共感してくれる人が集まり、モチベーションに繋がる

  • Wantedlyでスカウトを受けやすくなる&こちらからのアプローチも通りやすくなる


    • 未経験者採用してると表向きには書いてない企業からも「積極的にQiitaやQrunchでアウトプットしているのを拝見しました。一度お話ししてみませんか?」のようなスカウトメールや返信が来たりしました。



挙げてみると分かるように、メリットばかりです。

慣れるまでは大変かもしれませんが、十分にやる価値はあるのではないかと思います。


勉強会への参加

1月中旬に東京に引越してから暇さえあれば勉強会やもくもく会に参加してました。

この1ヶ月の間で8回くらいは行ったと思います。

私の場合、家で1人で勉強していると集中できないから勉強会に参加するという訳ではなく、他のエンジニアの方々と繋がってリアルな情報をゲットすることを主な目的としていました。

具体的には、勉強会に参加し始めたのが転職活動を本格始動した時期ということもあって、転職軸についての相談や、企業選びに関する成功談・失敗談などを聞かせてもらったりすることが多かったです。


目標の設定と達成するための道筋を逆算して勉強を始めたこと

漫然と「流行ってるし売り手市場らしいからエンジニアになりたい」と思うのではなく、どのようなエンジニアになりたいのかをイメージし、そこまでの道筋を逆算して考えることで以下のメリットが享受できたと感じています。


  • 自分の思考・興味が明確になる

  • モチベーションの向上に繋がる

  • 今、何を学ぶべきかが分かるようになる

  • 将来のビジョンを明確に伝えられるかどうかで面接の印象が段違いに変わる

  • 就職相談時に、より具体的で質の高いアドバイスをもらえる確率が上がる

もちろん、どんどん面白い技術が出てくる業界なので、1年後には今の考えが変わることも大いにあるでしょうが、転職を機に、現時点でのビジョンとそれを達成するのに必要な要素について一度時間を作って見つめ直すのはとても大事なのではないかと思います。


やるべきだったこと


ポートフォリオの作成をもっと早く始めてもよかった?

まずは基礎固めしてから...と考えて、ポートフォリオ制作に取り掛かるのがやや遅くなってしまったことは反省点です。

もちろん技術書で学ぶこと自体は非常に大事だと思うのですが、まずは実際にものを作ってみて感覚を掴むのが効率的だと実感しました。

流行り廃りが早い業界ということもあり、工夫しないとスピード感についていけなくなると思うので、今後意識・改善していきたいです。

また、これは判断が難しいのですが、私の場合、ポートフォリオ2個目は余分だったかもしれないと感じました。

個人的な感覚として、ポートフォリオの有無はあくまで足切りとして使われているだけで、その個数や内容まで踏み込んで見ている場合は少ないのではないかという気がしました。

そのため、後の祭りではあるのですが、案外ポートフォリオの1つ目が出来上がった時点ですぐに転職活動を開始しても結果は変わらなかったのかなと感じています。


東京にもっと早く出てくるべきだった?

私の場合、地元の九州で勉強〜ポートフォリオ制作までやって、転職活動を始めるタイミングで東京に来たのですが、そこまで困ったことはありませんでした。

しかしながら、Twitterや他の未経験転職者の記事を見ていると早めに東京に来た方がよいというのをよく目にした気がするので、もしかすると勉強開始時点から東京に住んでいたことで得られた何かがあったのかもしれないなとも思います。

一方で、転職活動を始めるタイミングでは東京に来てて良かったと思うことが多かったです。

気になった企業にフットワーク軽くアクセスできることや、勉強会等で知り合った現役エンジニアの方に就職相談ができるのは意志決定をする上でも相当デカイです。

そのため、東京にどのタイミングで出てくるか、については人にも依ると思いますが、個人的には転職活動を本格的に開始する時までにはいるべきだと思います。


まとめ

自分の転職体験を基に確実に言えることは下記5点です。


  1. やると決めたからには1点集中して、プロを目指すくらいの覚悟が必要だと思います。まずは専念できる環境作りから始めましょう。

  2. SNSでのアウトプットはメリットばかりなので未経験者は勇気を出してやってみましょう。

  3. 漫然とエンジニアになりたいと思うのではなく、どのようなエンジニアになりたいのかをイメージし、そこまでの道筋を逆算して考えることで、様々なメリットを享受できると思います。

  4. 基礎固めしてからポートフォリオを作るのではなく、ポートフォリオを作ってから基礎固めをしましょう。

  5. 遅くとも転職のタイミングまでに東京に引越してきましょう。


最後に

この場を借りて、スクールの講師・就職サポート担当者様、および親身に就職相談に乗ってくださった@ttiger55さんや@fukubaka0825さん、そして勝又健太さん(@poly_softさん)を始めとして未経験者がエンジニアになるためのルートを示してくださった発信者の皆様に心より感謝の意を申し上げます。

また、入社してからが本番であることを強く意識し、一人前のエンジニアになる&将来像に近づけるように日々新しいことを吸収し続けたいと思います。


参考


未経験からの転職するにあたり刺激を受けた記事


この半年間の学習内容について


オンライン教材


  • Progate (HTML/CSS, JavaScript, jQuery, Ruby, Ruby on Rails, SQL, Git)

  • ドットインストール (HTML/CSS, JavaScript, jQuery, Ruby, Ruby on Rails)

  • Rails Tutorial


技術書籍


アウトプット


ポートフォリオ


その他


  • AWS登録、セキュリティ関連の入門知識習得

  • Ruby on Railsの開発環境構築(Windows/Mac/Cloud9)

  • GitHub、Bitbucketによるバージョン管理の基礎知識習得および実践

  • Herokuへのデプロイを経験

  • オンラインのプログラミングスクールにて週1でレッスンを受講


面接でよく聞かれたこと5選


  1. 転職理由・志望理由

  2. エンジニアになりたい理由

  3. 職歴と何を意識して仕事をしていたか

  4. どのようなエンジニアになりたいか、目標・将来像・経験したいこと

  5. 今後作ってみたい作品やサービスはあるか、それを作るのに必要なものは何か