はじめに
こんにちは、フジマロです![]()
近年、システムの進化が激しく最新情勢についていけてないと感じる今日このごろ
いまでは常識と呼ばれていることをつい最近知ることになり日々痛感しております
そこで今回は、Summer ’26というSalesforce社が2026年に公開した新機能について、ようやく筆者の理解が追いついてきた機能をいくつかご紹介します
本記事で私のようにSalesforce Summer ’26について理解出来なかった皆様の理解になれば幸いです
Agenda
1. Headless 360
2. Multi-Agent Orchestration
3. アクセス権限の強化
1. Headless 360
Salesforce画面を介さず、好きな場所からSalesforceのAIを動かすことが出来る
Headless 360 が登場しました。
これまでのSalesforceは、画面(UI)とロジック・データが密結合しているのが前提でした。しかしHeadless 360では、フロントエンド(頭)とバックエンド(体)が完全に分離されます。
■何が変わるの?
- Salesforceの画面を開く必要がない: SlackやTeamsはもちろん、Claudeなどの外部AIエージェント、自社のカスタムWebサイト(React/Vueなど)から、直接Salesforceのデータやロジックを実行できます。
- MCP(Model Context Protocol)の標準サポート: AIエージェントがSalesforceの文脈を直接理解し、安全にデータを取得・更新できる「AI専用パス」が用意されました。
「Salesforceにログインして操作する」という従来の当たり前から、「日常使っているツールやAIから裏側のSalesforceを呼び出す」という新しい働き方へシフトします。
2.Multi-Agent Orchestration
Multi-Agent Orchestration(マルチエージェント・オーケストレーション)も Summer ’26 で一般提供(GA)された機能です。
1つの巨大なAIになんでも任せる時代は終わりました。Summer ’26で一般提供(GA)された「Multi-Agent Orchestration」により、複数の専門AIエージェントが連携して高度な業務をこなすようになります。
■仕組みとメリット
-
オーケストレーター(司令塔)の登場: ユーザーからの抽象的な指示を受け取り、適切な専門エージェントへタスクを動的に分配。
-
役割の分化: 「データ解析」「提案ロジック作成」「Slack/メール連絡」など、各分野に特化したAIが連携して1つのゴール(例:解約防止提案の作成・通知)を完了させます。
■Summer ’26 における Multi-Agent Orchestration のポイント
Spring ’26 までのベータ版を経て、Summer ’26 リリース(API v67.0)にて本格導入されました。主なポイントは以下の通りです。
- GA(一般提供)化: 単一の大型AIエージェントにすべてを処理させるのではなく、役割特化型の「専門エージェント群(Specialist Agents)」と、それらを統括・ルーティングする「マネージャーエージェント(Orchestrator)」を協調動作させる仕組みが標準搭載されました。
- Atlas Reasoning Engine 3.0 の搭載: 新しい推論エンジンにより、固定の条件分岐ではなく、ユーザーの意図に合わせて最適な専門エージェントへ動的にタスクを振り分け・統合できるようになりました。
- Agent2Agent (A2A) プロトコルのサポート: Salesforce内のエージェント同士だけでなく、外部プラットフォーム(Azure、Google Cloud等)のAIエージェントとも相互接続・連携が可能になっています。
3.アクセス権限の強化
セキュリティ面でもいくつかアップデートがありました
その中でも、開発者向けアップデートとして見逃せないのが、
API v67.0以降で作成されたApexコードのデフォルト挙動が「ユーザーモード(User Mode)」に切り替わった点です。
■なぜ重要なのか?
- 従来(システムモード): デフォルトが「管理者並みの最強権限」だったため、開発者が権限チェックコードを書き忘れると、アクセス権のないユーザーにデータが見えてしまう脆弱性リスクがありました。
- 新仕様(ユーザーモード): 実行ユーザーのプロファイルや権限セット(FLSや共有ルール)をプラットフォームが自動的に厳格適用します。特別なコードを書かなくても、標準で安全な(Secure by Default)プログラムが構築できます。
※なお、既存の自動化処理との互換性を保つため、トリガー(Trigger)は従来のシステムモードで動作します。
最後に
いかがでしたでしょうか
今回ご紹介した機能は従来でも利用可能だったみたいですが、使いやすく製品化されたものだそうです
アップデートは他にもありましたが、より運用面を考慮されたアップデートだと感じました。
この記事の内容がみなさんの参考になれば「いいね」をおして頂けると嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!![]()


