はじめに
Oracle Cloud Infrastructure (OCI) には以下のようなOracleデータベースサービスがあります。
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Base Database
- Oracle Databaseをクラウドで利用可能
- バックアップやパッチ適用が自動化
- RAC環境も構築可能
- Data Guardもコンソール画面から構築可能
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Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure (ExaDB-D)
- Exadataがクラウドで利用可能
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Exadata Database Service on Cloud@Customer (ExaDB-C@C)
- 顧客のデータセンターに設置した機器でExadataのクラウドサービスを利用可能
※ 上記の他に、フルマネージドのデータベースサービスとして「Autonomous Database」があります
Oracleデータベースのライセンス費用は従量制課金、もしくはライセンス持ち込み(BYOL)がありますが、開発利用限定で、ライセンス無料で利用できるタイプが存在します
ライセンス無料の開発者向けデータベースサービス
Base Database
ソフトウェアエディションで「Enterprise Edition Developer」を選択することで利用可能です
以下のような制約があります
- RAC構成不可、Grid Infrastructre構成不可、Data Guard不可
- Ampere A1シェイプ限定
- リージョン間バックアップ不可
- PDBに下記制約
- PDB当たり最大2スレッド
- PDB当たり最大8GBメモリー
- PDB当たり最大20GBのデータベース・サイズ
- PDB当たり最大30セッション
詳細はマニュアルを参照ください
ExaDB-D
Exadata VMクラスタの作成時にクラスタタイプとして「Exadata Database開発者」を選択することで利用可能です
以下のような制約があります
- Data Guard不可
- マルチVM RAC不可、単一のVMのみ
- PDBに下記制約
- PDB当たり最大2スレッド
- PDB当たり最大8GBメモリー
- PDB当たり最大20GBのデータベース・サイズ
- PDB当たり最大30セッション
詳細はマニュアルを参照ください
ExaDB-C@C
Exadata VMクラスタの作成時にクラスタタイプとして「Exadata Database開発者」を選択することで利用可能です
以下のような制約があります
- Data Guard不可
- マルチVM RAC不可、単一のVMのみ
- リージョン間バックアップ不可
- PDBに下記制約
- PDB当たり最大2スレッド
- PDB当たり最大8GBメモリー
- PDB当たり最大20GBのデータベース・サイズ
- PDB当たり最大30セッション
詳細はマニュアルを参照ください
