はじめに
IBM i の操作や管理に欠かせないツールIBM i Access Client Solutions(ACS)は、定期的に機能拡張や不具合修正が行われております。現在の最新バージョンは 1.1.9.8(2025年4月公開)です。
セキュリティ対応の強化はもちろん、SQLスクリプトエディタの改善、新しいOSバージョンへの対応などが追加されておりますため、ぜひ最新バージョンのACSを利用していただきたいと思います。
この記事では、ACSを最新版にバージョンアップする手順を、わかりやすく紹介していきます。
バージョン確認方法
まずは、現在使用中のバージョンをACSで確認する方法です。
メニューから「ヘルプ」→「製品情報」を選択

このように、現在のバージョンは1.1.9.5を確認できました。

最新版をダウンロードする
このサイトから最新版を取得します:http://ibm.biz/IBMi_ACS

ダウンロードできました。ダウンロードしたファイルを解凍します。

中身を展開します。
Mac版インストーラを使っている場合は、Mac_Application→install_acsをダブルクリックして上書きインストールします。(Windowsの場合はWindows_acsのインストーラを使います)

Macの場合、「Appleは、“acsbundle.jar"にMacに損害を与えたり、プライバシーを侵害する可能性のあるマルウェアが含まれていないことを検証できませんでした。」と表示されることがありますが、ここでは対処方法もメモします。

- プライバシーとセキュリティを開きます
2.「お使いのMacを保護するために"install_acs"がブロックされました」の横にある「このまま開く」から起動することができます

3.「このまま開く」をクリックします。既存のACSがあれば自動で上書きインストールします

起動&バージョン確認
インストール/上書きが完了したら、再度起動してバージョンを確認しましょう。

このように、バージョンが最新版の1.1.9.8になったと確認できました。
