Microsoft Learnを用いたMicrosoft Azure Fundamentals(AZ-900)の試験内容をまとめる投稿です。
この投稿ではMicrosoft Learnで学ぶ内容をできるだけ簡潔にまとめております。
Azureの勉強を一から始める方の参考になれば幸いです。
今回の学習内容
◆「Azure ExpressRoute」
◇対応するMicrosoft Learn ラーニングパス
Azure の基礎: Azure のアーキテクチャとサービスについて説明する
◇対応するモジュール
Azure ExpressRoute について説明する
※前回の投稿は下記から確認できます。
Azure Fundamentals(AZ-900):Azure の基礎: Azure のアーキテクチャとサービスについて説明する「Azure仮想プライベートネットワーク(VPN)」
Azure ExpressRoute
接続プロバイダが提供するプライベート接続を介して、オンプレミスのネットワークをMicrosoftクラウドに接続するサービス
・公共のインターネット回線を使用せず、専用の回線(ExpressRoute回線)を使用して接続
⇒堅牢なセキュリティで品質の高い通信が可能
ExpressRouteの機能と利点
◆Microsoftクラウドサービスへの接続
・すべてのリージョンの下記のサービスに直接接続できる
-Microsoft Office 365
-Microsoft Dynamics 365
-Azure VMなどのAzureコンピューティングサービス
-Azure Cosmos DBやAzure StorageなどのAzureクラウドサービス
◆グローバル接続
・ExpressRoute Global Reachを有効にすると、オンプレミスサイト間の通信をExpressRoute回線経由で可能になる
・トラフィックはMicrosoftネットワークの中を通過
・例)ExpressRoute回線でMicrosoftネットワークに接続されたアジアのオフィスとヨーロッパのデータセンターが直接通信可能になる
◆動的ルーティング
・ExpressRouteではBGPを使用
・オンプレミスネットワークとAzureリソース、Microsoftパブリックアドレスとの間でそれぞれルートを交換
◆組み込みの冗長性
・各ExpressRoute回線は接続プロバイダ側から2つのMicrosoft Enterprise エッジルータ(MSEE)に対してそれぞれ接続
・MSEEデバイスはMicrosoftのネットワークへの入り口
接続モデル
◆CloudExchangeでのコロケーション接続
・クラウドの接続口(CloudExchange)があるデータセンターからMicrosoftクラウドに接続
・データセンターにあるネットワーク機器から接続プロバイダの専用回線を使用して接続
◆ポイント ツー ポイントのイーサネット接続
・オンプレミスのデータセンターやオフィスをP2PのイーサネットリンクでMicrosoftクラウドに接続
・通信事業者の専用回線を使用して接続
◆Any-to-Anyネットワーク接続
・WANからMicrosoftクラウドまでをIP-VPNを使用して接続
※IP-VPN:通信事業者が独自に保有する閉域ネットワークを使用してVPNを構築
◆ExpressRouteサイトからの直接接続(ExpressRoute Direct)
・プロバイダを介さずにピアリングの場所(MSEEが設置された場所)から直接Microsoftのグローバルネットワークに接続
・大規模なアクティブ/アクティブ接続をサポートするデュアル100Gbps/10Gbps接続が提供
次の学習内容
◆Azure DNS
学習内容をまとめたページの一覧