近頃、生成AIが凄まじい勢いで進化しています。
特にエージェント機能ができてからは、人間は自然言語で指示するだけで必要な環境の構築から、コードの書き換え、レビューや改善提案までやってくれます。
私は最近やっと、個人的にCursorを使い始め、この凄さを体感しているところです。
トリムルティ(創造・維持・破壊)
トリムルティ(三位一体)というのはヒンドゥー教の概念で、宇宙は創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌ、破壊神シヴァがそれぞれの役割のサイクルを繰り返していく、という考えらしいです。
私も詳しくは知らんけど、プロダクト開発に通じるものがあるなー、と思ったのでこの記事を書くに至りました。
プロダクトは宇宙だ!
プロダクト開発も創造、維持、破壊と似たようなサイクルをたどると思ったので、まずはプロダクト=宇宙とマッピングしてみます。
すると、その宇宙を作ってる神々=人間(開発者)となるわけです。
いろいろな技術がなかった時代、創造・維持・破壊はすべて人間が担ってきました。
ですが、徐々に技術に任せられる部分が増えていきました。
その最たる例が昨今の生成AIと言えるでしょう。
人間が真に創造的な仕事に注力できるようなったとも言えます。
創造神ブラフマー:人間による創造の始まり
生成AIがいくら優れているといっても、0から何かを生み出すのはいつだって人間です。
だからといって、人間だけでやらなきゃないわけでもありません。
生成AIはよき隣人としてアイディア出しやその整理を手伝ってくれるでしょう。
ただし、決断し、実行するのは人間です。
維持神ヴィシュヌ:Gitによるコードの維持
生成AIの欠点は神ではないことです。
神はサイコロを振りませんが、生成AIは乱数により同じ回答を返してくれないこともあります(シード値うんぬんは置いといて)。
世界の秩序のためにはGit(バージョン管理)が重要です。
これにより、我々は何が破壊されたかを見ることができるし、いつでも前の状態に戻せることが保証されます。
Gitが真に守ってくれるのはコードではなくあなたの心です。
破壊神シヴァ:生成AIによるコードの破壊と再生
破壊というとネガティブなイメージですが、元々の教えでは破壊は再生と表裏一体です。
プロダクト開発に当てはめると、例えば新規機能の追加の際に以前の機能に手を加えるような場合が当てはまります。
生成AIのエージェント機能では自然言語で指示するだけでコードの修正までやってくれます。
しかし、それが「正しい」破壊と再生であるかは常に気を配る必要があります。
場合によってはヴィシュヌことGitの力を借りて変更前の状態に戻してやり直すことも必要でしょう。
伝えたかった事
まあ、なんかいろいろそれっぽいことは言ったけど、実は最初に伝えたかったことは以下3つです。
- いくら生成AIが優秀になっても人間の創造性がなければ開発は進まない
- Gitで管理してますか?生成AIに任せきりじゃないですか?生成されたコードをちゃんと確認してますか?
- 生成AIの力は強力で便利。だからこそプロダクトまで破壊されないようにうまく付き合いましょう