0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

初心者向け:AWS RDSで自動生成されたパスワードの確認方法と忘れた際の対処法

Last updated at Posted at 2024-11-28

はじめに

AWS RDSでMySQLデータベースを構築する際、「パスワードを自動生成する」オプションを選んだものの、その確認方法がわからず、データベースを作り直した経験があります。

同じような悩みを抱える方への参考になればと思い、また自分自身の備忘録として、パスワードの確認方法をまとめました。

RDSとは

RDS(Relational Database Service)は、AWSが提供するマネージドデータベースサービスです。

データベースのインフラ管理を省略し、スケーラブルで高可用性のリレーショナルデータベースを簡単に利用できます。

主なサービスの特徴は以下の通りです。

  • サポートするエンジン:
    MySQL、PostgreSQL、MariaDB、Oracle、SQL Serverなど。

  • 自動バックアップ:
    データの安全性を確保するための自動スナップショット作成機能。

  • スケーリング:
    負荷に応じたインスタンスのサイズ変更が可能。

  • セキュリティ:
    VPCやIAMと統合され、セキュアな環境を提供。

RDSの詳細については、以下の記事でも詳しく解説しています。興味のある方はぜひご覧ください!

実際にやってみた

今回の目的は「自動生成されたパスワードの確認」です。そのため、構成はシンプルなシングルAZ構成で進めました。

データベース作成手順

AWSマネジメントコンソールでRDSサービス画面を開き、「データベースの作成」をクリックします。

スクリーンショット 2024-11-28 7.02.49.png

データベース作成方法は「簡単に作成」を選択し、エンジンのタイプは「MySQL」を選択します。

スクリーンショット 2024-11-28 7.03.53.png

インスタンスサイズで「無料利用枠」を選択します。DB識別子やマスターユーザー名はデフォルトのままで進めます。

スクリーンショット 2024-11-28 7.05.04.png

認証情報管理の設定は、「セルフマネージド」を選択し、「パスワードを自動生成」にチェックを入れます。

スクリーンショット 2024-11-28 7.05.39.png

その他の項目は任意で設定してください。詳しい作成方法について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

初期パスワードの確認方法

データベース作成中に、RDS管理画面の右上に「認証情報の詳細を表示」ボタンが表示されます。ここをクリックすると以下の情報を確認できます。

スクリーンショット 2024-11-28 7.07.30.png

「データベース database-1 の接続の詳細」画面が表示され、そこにユーザー名とパスワード情報が記録されています。

スクリーンショット 2024-11-28 7.08.01.png

基本的にマスターパスワードを確認するには、データベース作成時に「認証情報の詳細の表示」を選択する必要があります。

注意
この画面は一度閉じると再表示できません。パスワードは必ず控えておきましょう。

RDSの作成が完了すると、以下のような画面が表示されます。

スクリーンショット 2024-11-28 7.11.14.png

初期パスワードを控え忘れた場合

万が一パスワードを控え忘れた場合でも、以下の手順で対応可能です。

データベース設定を変更してマスターパスワードをリセットする方法をご紹介します。

RDS管理画面で、右上にある「変更」ボタンをクリックします。作成したデータベースの変更サマリー画面に遷移します。

スクリーンショット 2024-11-28 7.23.12.png

右上の変更ボタンから、作成したデータベースの変更サマリー画面に遷移します。

スクリーンショット 2024-11-28 7.23.40.png

再度、「認証情報管理」で「セルフマネージド」を選択し、「パスワードを自動生成」にチェックを入れます。

スクリーンショット 2024-11-28 7.23.56.png

この画面には「現在の値」が表示されていますが、AWSではセキュリティ上の理由からパスワードを直接確認することはできません。

パスワードを変更する際、接続が一時的に失敗する可能性があります。業務への影響を考慮し、慎重に実施してください。

まとめ

RDSデータベース構築時にパスワード自動生成を利用する場合、適切な確認方法を理解しておくことが重要です。これにより、手戻りやトラブルを防ぐことができます。

また、AWS Secrets Managerの活用は、パスワードを忘れた場合の有効な対策となります。

今後もRDSに関する技術検証を進め、より効率的でスムーズな運用方法を模索していきます。この情報が皆さまの技術的な助けとなれば幸いです!

参考記事

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?