はじめに

日常的にネットワークのトラブルが発生した際に、適切なコマンドを知っているとスムーズに問題を解決できます。

特に、Mac と Windows ではネットワークの確認方法が異なるため、環境に応じたコマンドを把握しておくことが重要です。

本記事では、これらの違いや具体的なコマンドの使い方をまとめました。

1. `ifconfig` とは？

ifconfig コマンドは、ネットワークインターフェースの設定や IP アドレスの確認、ネットワークのトラブルシューティングに利用される Unix 系 OS のコマンドです。

Mac（macOS）は Unix ベースの OS であり、ifconfig やその他のコマンドを利用してネットワーク情報を取得できます。

ifconfig

このコマンドを実行すると、現在のネットワークインターフェースの詳細情報が表示されます。

実際のターミナル画面

特定のインターフェース情報を取得したい場合は、以下のように指定します。

ifconfig en0

en0 は一般的に Wi-Fi インターフェースを指します。

IP アドレスを確認するには、以下のように grep コマンドを組み合わせると便利です。

ifconfig en0 | grep "inet "

実際のターミナル画面

Mac では networksetup を利用すると、より詳細なネットワーク情報を取得できます。

networksetup -listallnetworkservices

実際のターミナル画面

networksetup -getinfo Wi-Fi

実際のターミナル画面

networksetup -getdnsservers Wi-Fi

実際のターミナル画面

Windows では ipconfig や netsh、PowerShell のコマンドを利用してネットワーク情報を確認できます。

ipconfig

このコマンドを実行すると、ネットワークアダプターごとの IP アドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイが表示されます。

より詳細な情報を取得するには、/all オプションを使います。

ipconfig /all

Windows では netsh を利用すると、より詳細なネットワーク情報を取得できます。

netsh interface ip show config

netsh wlan show interfaces

netsh wlan show networks

Windows では PowerShell を使用すると、より詳細なネットワーク情報を取得できます。

Get-NetIPAddress

Get-NetAdapter

Get-NetIPConfiguration

Windows と Mac では、ネットワーク情報を取得するためのコマンドが異なります。

OS	`ifconfig`	代替コマンド
Mac	ifconfig	ipconfig (一部機能) / networksetup
Windows	-	ipconfig / netsh / Get-NetIPAddress (PowerShell)

Mac では ifconfig や networksetup を使用可能。
Windows では ipconfig、netsh、PowerShell の Get-NetIPAddress を利用。
詳細情報を取得する場合は、Windows では ipconfig /all、Mac では ifconfig en0 や networksetup を活用。

ネットワークトラブルが発生した際は、これらのコマンドを駆使して状況を確認し、適切に対応してみてください！