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【Windows】Javaの開発環境とEclipseの設定

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Last updated at Posted at 2026-01-10

はじめに

Windows環境でJava Webアプリケーションを開発するための環境構築手順をまとめます。
この記事で、JDKのインストールからデータベース接続まで、一通りの設定を行うことができます。

開発環境

項目 環境
OS Windows 11 Enterprise
IDE Eclipse
サーバー Apache Tomcat
DB Oracle Database

1. JDKの設定

Javaプログラムのコンパイルと実行に必要なJDK(Java Development Kit)をインストールし、システムで利用できるように設定します。

インストール

OracleまたはOpenJDKの公式サイトからJDKをダウンロードしてインストールします。

環境変数の設定

Windowsのシステム環境変数に以下を設定します。

変数名 設定値
JAVA_HOME JDKのインストールフォルダパス(例: C:\Program Files\Java\jdk-17
PATH %JAVA_HOME%\bin を追加

動作確認

コマンドプロンプトで以下を実行します。

java -version
javac -version

表示されない場合は PCを再起動 してください。

それでも表示されない場合は、システム環境変数のPATHの設定値にフルパスを設定する
%JAVA_HOME%\bin > C:\Program Files\Java\jdk-17\bin

2. Eclipseの設定

EclipseでJava開発を行うために、JREとコンパイラーの設定ビルド環境を整えます。
以下はEclipseで実施する操作です。

①JREの設定

EclipseにインストールしたJDKを認識させます。

  1. メニュー「ウィンドウ」→「設定」→「Java」→「インストール済みのJRE」
  2. 「追加」→「標準VM」を選択
  3. JDKのインストールディレクトリを指定して「適用」

②コンパイラーの設定

プロジェクトで使用するJavaバージョンに合わせてコンパイラー準拠レベルを設定します。

  1. メニュー「ウィンドウ」→「設定」→「Java」→「コンパイラー」
    (または、対象のプロジェクト選択 → 「プロパティ」 → 「Javaコンパイラー」)
  2. 「コンパイラー準拠レベル」をインストールしたJDKのバージョンに合わせる
JDKバージョン コンパイラー準拠レベル
JDK 8 1.8
JDK 11 11
JDK 17 17

コンパイラー準拠レベルがJDKのバージョンと一致していないと、コンパイルエラーや実行時エラーが発生する場合があります。

③ビルドエラーの対処

自動ビルドが無効の場合は「プロジェクト」→「クリーン」を実行します。

④JSPファイルのエラー対処

ライブラリの参照エラーが発生した場合は、ビルドパスを再設定します。

  1. プロジェクトを右クリック →「プロパティ」
  2. 「Javaのビルド・パス」→「ライブラリ」タブ
  3. エラーのあるライブラリを除去し、正しいライブラリを再追加

⑤ターゲットランタイムの設定

プロジェクトで使用するサーバー(Tomcat)を指定します。

  1. プロジェクトを右クリック →「プロパティ」
  2. 「ターゲット・ランタイム」→ 使用するTomcatにチェック
  3. 「適用して閉じる」

ターゲット・ランタイムが未設定の場合、JSPファイルでサーブレットAPIのエラーが表示されることがあります。

3. Tomcatの設定

WebアプリケーションをデプロイするためのTomcatサーバーをEclipseに追加し、設定を行います。

Eclipseへの追加

サーバービューからTomcatを追加します。

  1. 「ウィンドウ」→「ビューの表示」→「その他」→「サーバー」を選択
  2. サーバービューで右クリック →「新規」→「サーバー」
  3. Apache Tomcat を選択し、インストールディレクトリを指定

ポート番号の変更

デフォルトの 8080 ポートを変更する場合は、サーバービューでサーバーをダブルクリックし、ポート番号を編集して Ctrl + S で保存します。

または <Tomcat>/conf/server.xml を直接編集することもできます。

<Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1" ... />

4. データベース接続の設定

JavaアプリケーションからOracle Databaseに接続するための設定を行います。JDBCドライバの配置とデータソースの設定が必要です。

①JDBCドライバの配置

JDBCドライバ(jarファイル)を以下のいずれかに配置します。

  • プロジェクトの WEB-INF/lib フォルダ
  • Tomcatの lib フォルダ(共通利用の場合)

②基本的な接続方法(DriverManager)

シンプルな接続方法ですが、コネクション管理が手動になるため、小規模なアプリケーション向けです。

Class.forName("oracle.jdbc.driver.OracleDriver");
Connection conn = DriverManager.getConnection(
    "jdbc:oracle:thin:@localhost:1521/ORCL",
    "username",
    "password"
);

③JDBC接続文字列の構成

接続文字列 jdbc:oracle:thin:@localhost:1521/ORCL の各部分は以下の通りです。

部分 説明
プロトコル jdbc:oracle:thin OracleのThinドライバを使用することを示す
ホスト localhost データベースサーバーのホスト名またはIPアドレス
ポート 1521 Oracleのリスナーポート番号(デフォルトは1521)
サービス名 ORCL 接続先のOracleサービス名またはSID

そして、Oracleの接続文字列には2つの形式があります。

サービス名を使用する場合(スラッシュ区切り)

jdbc:oracle:thin:@ホスト:ポート/サービス名
                 ↑ココ

SIDを使用する場合(コロン区切り)

jdbc:oracle:thin:@ホスト:ポート:SID
                  ↑ココ

実際の環境に合わせて、ホスト名・ポート・サービス名を変更してください。

ポート番号の後に指定するサービス名とSIDは、区切り文字が スラッシュとコロンでそれぞれ異なるので注意してください!

④データソースの設定(推奨)

コネクションプールを利用した接続方法です。本番環境ではこちらを推奨します。

context.xml の作成

<プロジェクト>/META-INF/context.xml を作成します。
以下の例は、サービス名 を指定しています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Context reloadable="true">
    <Resource
        name="jdbc/myapp"
        auth="Container"
        type="javax.sql.DataSource"
        driverClassName="oracle.jdbc.driver.OracleDriver"
        url="jdbc:oracle:thin:@localhost:1521/ORCL"
        username="your_username"
        password="your_password"
        maxTotal="20"
        maxIdle="10"
        maxWaitMillis="10000"
    />
</Context>

主な属性の説明は以下の通りです。

属性 説明
name データソース名(JNDIルックアップで使用)
auth Container: Tomcatが認証 / Application: アプリが認証
maxTotal 最大接続数

JNDIによるデータソース取得

アプリケーションからデータソースを取得してコネクションを取得します。

Context initContext = new InitialContext();
Context envContext = (Context) initContext.lookup("java:comp/env");
DataSource ds = (DataSource) envContext.lookup("jdbc/myapp");
Connection conn = ds.getConnection();

⑤Spring Framework使用時(Context-ref.xml)

Spring Frameworkを使用している場合は、Bean定義でデータソースを設定します。<プロジェクト>/WEB-INF/context/Context-ref.xml を作成します。
今回は、サービス名を指定しています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<beans xmlns="http://www.springframework.org/schema/beans"
       xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
       xsi:schemaLocation="http://www.springframework.org/schema/beans
       http://www.springframework.org/schema/beans/spring-beans.xsd">

    <!-- JNDI経由(本番環境用) -->
    <!--
    <bean id="dataSource" class="org.springframework.jndi.JndiObjectFactoryBean">
        <property name="jndiName" value="java:comp/env/jdbc/myapp" />
    </bean>
    -->

    <!-- DBCP経由(開発環境用) -->
    <bean id="dataSource" class="org.apache.commons.dbcp2.BasicDataSource"
          destroy-method="close">
        <property name="driverClassName" value="oracle.jdbc.driver.OracleDriver" />
        <property name="url" value="jdbc:oracle:thin:@localhost:1521/ORCL" />
        <property name="username" value="your_username" />
        <property name="password" value="your_password" />
    </bean>
</beans>

補足

問題 対処法
java -versionが認識されない PC再起動、環境変数の確認
EclipseでCheckstyleエラー コードスタイルの警告のため、動作には影響なし
EclipseでJSPコンパイルエラー ビルドパスのライブラリを確認・再設定
log4j.xml関連のエラー ログファイルを開いたままサーバーを起動しない

おわりに

Java Webアプリケーションの開発環境の構築は意外と時間がかかるので、参考になれば嬉しいです。

参考リンク

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