私はスーパーのレジ什器の開発を行う部署にいますが、コロナ禍で取引先との商談やミーティングも大きく変わりました。これまで対面で行われたものがTeamsやZOOMなどのTV会議が主となりました。しかし、試作機の最終ジャッジをするためにはどうしても直接見に行く必要があり、その際には上長のさらに上の上長(本部長)から許可をもらう必要があります。

課題
対面しての商談の日程が決まった時、前日までに申請書を提出することを忘れることが多い。
やりたいこと
部内メンバーのスケジュール共有で使用しているMicrosoft365カレンダーの中に、商談のスケジュールを入力したら、提出を忘れないように出張の申請書のメールが送られるようにしたい。
使用した機能
・integromat
・(社内イントラシステム)Microsoft365
integromat
これまで、Node-REDやTeachable Machineなどの記事を投稿しましたが、途中までだったり、作成しても失敗に終わったたため、ノーコード・ローコードで何とかできないか、とintegromatを使用してみました。
流れとしてはMicrosoft365 Calenderスケジュールに「商談」「出張」を入れたときに、メールで案内が届くようにします。

1.Microsoft365カレンダーへの商談スケジュールの入力

業務で使用しているMicrosoft365の予定表のsuject欄に必ず「商談」というキーワードを入れるようにします。
2.【Microsoft365Calendar】から【Search Events】を選択
Microsoft365カレンダーの自分の予定表から「商談」が入力されている日程を探し出します。(たまに「出張」もあるのでそれも検索ワードに入れています。)


3.【Google Calendar】から【Seach Events】を選択
Microsoft365 CalenderからGmailやoutlookへの連携がうまく行かないため、Google Calendarからの経由を試みました。
抽出した「商談」のスケジュールからGoogle Calenderで改めて「商談」を探し出します。


4.【Gmail】から【send an email】を選択
こちらもoutlookは管理者権限の壁にぶち当たったためGmailで社内メールへの送信を選択。
抽出した「商談」のスケジュールを私用アカウントのGmailで指定のアドレス(業務で使用している社内メールアドレス)に送信する。

メール内容については
スケジュールに記載した内容「subject」、いつ行うのか「Start:Date Time」、何を行うのか「Body Preview」、そして、シェアポイントに投稿されている申請書のURLを記載するようにしました。
5.1日1回9時に配信する
結果
Microsoft365カレンダーの予定表に入力した「商談」のスケジュールについて、下記の内容でメールが届きました。

評価
今回、作成したものを同僚に体験してもらいました。
コメントは以下の通りです。
良かった点
・自分も申請書を忘れるから、毎日9時に確認メールが届くのはありがたい。
改善点
・スケジュールを入力したら、すぐにメールは届かないか。
・過去に入力した「商談」が入っているスケジュールも送られてくる。
・送られたメールが読みづらい。(改行してほしい)
課題と今後
セキュリティの関係で、直接Microsoft365 Emailにつなげることができず、Gmailで送りました。
また、メールが届く、ということは達成できましたが、運用については【Google calender】の「Start Date」を今日、「End Date」を今日+1日と設定したのですが、どの部分の「今日」を指しているのか確認と修正が必要です。
