アプリではなく「開発者」を検索するサービスを6年越しに作り直した話
「このアプリ、誰が作ってるんだろう?」
個人開発をしていると、そんな風に思うことがよくあります。
でも基本的に“アプリ単位”でしか情報が見れません。
もっと「開発者単位」で見れる世界があってもいいんじゃないか。
そんな思いから、開発者名で検索するとその人のアプリのリリース履歴をタイムラインとして表示するサービスを作りました。
👉 https://minna-no.app
👉 https://lp.minna-no.app
iOS限定ですが、App Storeに登録されている“開発者名”で検索するだけでタイムラインが生成されます。
ログインなどは不要です。
なぜ作ったのか
App Storeはとても便利ですが、「誰が作っているか」という視点で見るのは少し難しいです。
- 面白いアプリを見つけても、その開発者の他の作品に辿りにくい
- 個人開発者はアプリ単体だと埋もれやすい
- 継続的に開発している人の活動が見えにくい
一方で、開発者という単位で見ると
- どんなジャンルのアプリを作っているのか
- どのくらいの頻度でリリースしているのか
- 継続して活動しているのか
といった「ストーリー」が見えてきます。
この“ストーリー”が可視化されると、開発者を応援したり、参考にしたりする体験が変わるのではないかと考えました。
実は6年前にも同じようなことをやっていました
実はこのアイデア、6年前にも一度形にしています。
当時の記事はこちらです👇
https://qiita.com/fooddev24/items/ae2cd25cae126c27f806
ただ、その時は継続することができず、サービスはやめてしまいました。
理由はいくつかあります。
- とてもニッチな世界観すぎた
- 継続的に改善する仕組みがなかった
- ユーザ登録が必須で利用してもらうハードル高かった
正直、「作って満足して終わった」状態でした。
AIの文脈で最近Xとかでは個人開発に取り組む方が爆増した印象です。
6年前の頃とは確実に界隈が広がっている
今回は何を変えたのか
6年前と同じことをやっても意味がないので、今回はいくつか意識して変えています。
① とにかくシンプルにした
ログイン不要、検索だけで完結するようにしました。
機能を増やすよりも「まず触ってもらうこと」を優先しています。
② “タイムライン”という形にした
単に一覧を出すのではなく、時系列で並べることで
- 継続性
- リリースのリズム
が直感的にわかるようにしています。
③ 継続前提で作った
今回は「ここから広げていく前提」で作っています。
- データを蓄積する
- 開発者ごとの分析機能を追加する
- 将来的に開発者向けの機能を拡張する
最初から“プロダクトとして育てる”意識を持って設計しています。
今後はこのアプリを軸にレビュー分析や、スクリーンショット分析など機能を拡充していく予定です
技術的な話(ざっくり)
詳細は割愛しますが、やっていることはシンプルです。
- App Store上の情報から開発者単位でデータを取得
- アプリ情報を時系列で整理
- タイムラインとして生成
フロントはシンプルにして、まずは「検索体験」を成立させることに集中しました。
インフラとしては軽量に運用できる構成にしています
Flutterで開発しており、環境はすべてfirebase上に構築してます詳細な処理ロジックはfunction
WebページはHosting
今後やりたいこと
このサービスはまだ入口に過ぎません。
今後は
- 開発者ごとの活動分析
- レビュー分析
- スクリーンショット分析
- リリース頻度の可視化
- ジャンルごとの傾向分析
- 開発者同士の比較
など、「開発者にとって意味のある情報」を増やしていきたいと考えています。
最終的には、個人開発者にとって価値のあるプラットフォームにしていきたいです。
最後に
まずは使ってもらうことが何より大事だと思っています。
個人開発者の方はぜひ自分の名前で検索してみてください。
そして、他の開発者の活動も覗いてみてもらえると嬉しいです。
開発者という単位でアプリを見る文化が、少しでも広がればいいなと思っています。
