はじめに
Java SE 11 Programmer II(通称JavaGold)に2025年9月末に合格しました。
1ヶ月前まで何もせず、模擬試験で焦ってから慌てて勉強した体験談です。
同じような境遇の方に少しでも共感していただけたり、参考になれば幸いです。
筆者について
- Javaエンジニア歴:約9年
- 前提資格:2024年4月にJava Silver取得済み
使用教材
- 紫本(オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Gold SE11)
- 黒本(徹底攻略 Java SE 11 Gold 問題集)
学習の流れ
試験2ヶ月前:やる気ゼロ期
会社に目標資格としてJavaGoldを報告したものの、正直全くやる気が出ませんでした。
「Silverは受かってるし、実務でJava書いてるし...」という謎の自信がありました。
また、会社指定により自宅でのオンライン受験を選択することになっていたのですが、「当日ネット回線が切れたらどうしよう」「事前設定が面倒だな...」など、これも試験に対して前向きになれない一因でした。
オンライン受験については別の機会に記事にしたいと思います。
今思えば、言い訳ばかりで完全に怠けていただけですね...反省しています。
試験1ヶ月前:絶望の2割事件
期限1ヶ月前になり、とりあえず模擬試験を受けてみたところ...まさかの正答率2割
完全に舐めてました。
ラストスパート(1ヶ月間)の学習内容
Week 1-2:紫本の速読
- 期間:1週間
- 方法:とにかく通読に徹する
- ポイント:章末問題は飛ばして、まず全体像を把握することに集中
振り返ってみて:正直、紫本は不要だったかもしれません。
試験では黒本の章末問題に似た問題が多く出題されたので、黒本だけしっかりやり込めば十分だったと思います。
紫本に使った1週間を黒本の周回に充てていれば、もっと余裕を持てたかもしれません。
Week 2-4:黒本の周回地獄
- 周回数:計4周
- 1周目:惨敗。でも出題傾向を把握
- 2周目:解説を熟読しながら理解を深める
- 3周目以降:ここで重要なポイントが
正解を覚えてしまう問題への対策
繰り返し解くと正解の選択肢を機械的に覚えてしまいます。
そこで、不正解の選択肢の解説を重点的に読み込み、「なぜこれが間違いなのか」を徹底的に理解するようにしました。
試験1週間前には模擬試験を全問解けるようになっていましたが、正直ほぼ暗記してしまっていたので、「自分が本当に理解できているのか」がわからなくなっていました。
この不安は試験当日まで消えませんでした。
試験結果
正解率:82% で合格できました。
試験の感想
SilverとGoldの違い
- Silver:Java文法の基本を問う
- Gold:実践的な応用力を問う
個人的には、現役JavaエンジニアにとってはGoldの方が解きやすいと感じました。
実務で使っている知識がそのまま活かせる問題が多かったです。
出題傾向
- ラムダ式・関数型インターフェース
- Stream API
- モジュールシステム
- 並行処理
- 例外処理(特に抑制される例外)
特にStream APIとラムダ式は多く出題されました。業務で日常的に使用していたため、この部分は苦戦せずに済みました。
思っていたよりは...
ほとんどの問題が黒本と似たような構成で、解説をしっかり理解していれば解ける問題でした。
ただ、1〜5問ほど初見で難易度の高い問題が出題されました。
もしかしたら、スコアに含まれないOracleの調査用問題だったかもしれません。
落ち着いて解答していけば大丈夫だと思います。
ネット上では「JavaGoldは難しい」という声をよく見かけていて不安でしたが、実際に受けてみると、黒本の章末問題に似た問題が多く思っていたよりは取り組みやすかったというのが正直な感想です。
ただ、これは実務経験が活きたことも大きいと思います。人によって感じ方は違うと思うので、あくまで一個人の感想として受け取っていただければ。
学びになったこと
モジュールシステムや抑制例外など、実務であまり意識していなかった事を学べたのは収穫でした。
ただ、現時点では暗記にとどまっている部分も多いので、今後の実務でどこかしら活用していきたいと考えています。
最後に
正直、この記事を読んでも具体的な攻略法みたいなものはあまり書けていないかもしれません。
ただ、「1ヶ月前まで何もしてなくて焦ってる」「模擬試験でボロボロだった」という方に、「こんな状況からでも合格できた人がいるんだな」と少しでも勇気づけられたら嬉しいです。
教材については黒本だけで十分だと思います。
しっかりやり込めば、十分合格できる資格だと思います。
これから受験される方、頑張ってください!