UXを設計する際、課題の発見を目的としたインタビューを実施することがあると思いますが、簡単にインタビュー実施までの作業をまとめてみました。
1.目的を設定する
何を知りたいのか、何を確認したいのかを言語化して明確にしておく。
2.誰に聞くか決める
対象は誰か?を検討する。顧客仮説と課題仮説をつくり、マッチする対象はどんな人かを整理する。
3.対象をリクルーティングする
- 対象となる人を集める。人数は最小工数で実施する場合5人が良いが、急遽参加できなくなったりすることも考慮に入れておく。
- ある程度傾向がつかめるのが5人くらいから。偶数の対象に聞くと票が割れるので奇数が良い。
- 5人に聞くつもりで、3人が同じような意見を言う場合もあるが、反対意見もあるかもしれないので残りのインタビュイーにも実施する。
4.確認したい内容を洗い出す。
質問によって確認したい内容を洗い出して羅列する。
5.質問を作成する
確認したい内容を元に、その背景を探るにはどういう聞き方が良いかを考えた上で質問のテキストを考える。質問の言い換え。
- 抽象度を高める
- 意見よりも状況や経験(事実)を聞く。
- 1つの事柄に対して別の角度からも質問してみる。
- なぜ?と聞かない。論理的な回答を引き出さない。
6.質問全体の設計をする
いきなり細部の質問をしても思い出せない。入り口はざっくりとした質問をしつつ、徐々に細かい点を確認していく。
1.ラポール形成
2.大枠の質問
3.細部の質問
7.概要説明などのスクリプトを用意する
- トークスクリプト準備
- 趣旨の説明
- インタビューのお礼
- 質問内容
- 事前の練習(必要時間の予測)
- 場所の確保、リクルーティング
- (参加者へリマインド)
- インタビュー実施
8.インタビューで集めた情報を整理する
結果の整理と、次のアクションを決める。
一人で実施する場合もあれば、ステークホルダーと協議しながら整理する場合もあります。
- 分解、グループ化
- 課題の抽出
- 価値の抽出
- 仮説検証の結果をまとめる
- レポート作成
- 次のアクションを決める