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自分が考える最高のエンジニアライフプランについて紹介しよう
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長くエンジニアを続けたいなら、論理力を鍛えよう、そのためには場数が重要

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インフラエンジニアのキャリアについてのポエムです

(上図をクリックするとスライドに飛びます)

長く続けられる技術者には何が必要か?

  1. ひととおり何でも分かる1. 論理的能力1. 技術を抽象化して俯瞰的に見られる

そうは言っても、万遍なくいけるオールラウンダー(1.)なぞ滅多にいないでしょう。とうぜん得意不得意があるはずです。うちらは、その得意分野に「ITインフラ」いかがですか?と営業をしているわけです、はい:-)

以下 2. と 3. の話が続きます

が、その前に、少し脇道にそれますが...

内向的でもいいじゃないか

もちろん引きこもりではダメなのですが、だからといって無理に外向的になろうとする必要は無いと考えます。人間には向き不向きがあるものです

むしろ内向的な人の方が、粛々と作業するインフラエンジニアに向いてるのではないか?と思ったりもします

われわれは、飛び込み営業をしたり、お客さんと談笑するのが本業ではありません。お客さんのあいまいな「ほげほげがしたい」から、お客様が本当にやりたいことを推測し、適切なシステムを提案・実装・構築・納品することが技術部の仕事です(売上の回収は営業さん、よろしくです)

そして、このためには(推論も含む)高い論理的能力が必要となるでしょう

論理的能力を鍛える

これは場数しかないと思います

ヒマがあれば手を動かす

どうせ手を動かすなら、OSの実務的な動作原理の理解が必要なことに挑戦したいものです。OSのパッケージを増減して遊ぶのではなく、ソースからコンパイルするとか、OSのカスタマイズ(例:1.4MBのLinuxディストロを作る)とか ...

アウトプットする

技術文書を書く(Technical Writingの)練習が必要です。読書感想文ではなく論理的な文章の書き方

書く動機づけに、定期的にblogを書くとか、技術同人誌を作るとか、心に決めて 「〆切駆動開発」とか「イベント駆動開発」(イベントあわせで頑張ること:-)を考えると良いのではないか?と思います

技術を抽象化して俯瞰的に見られるとよい

歴史は繰り返しませんが、似たようなところには返ってきます(あえて言えば、スパイラル)。

いまのクラウドを見ると、Amoebaっぽいと見なすこともできるし、インターネット第1世代(1969-1983)の前の(御先祖さまの)時代の構想に近づいてしまっているんですよね

出来事史ではなく、それを抽象化して俯瞰的に見られることが大事

ただ、即効性はありませんし、それができれば先読みもできるのか?というと、確実に予想できるようになるとも言えませんけれど ...大事だと思っています

まとめ

将棋の名人だって、とてつもない場数(訓練)の先に、(機械学習を越える)解答を瞬時に決断できている(超人的なショートカットができている?)はずで、この点、エンジニアの能力も一緒です。だから場数が大事

たんなる場数ではなく、とてもたくさんの場数(努力)の先に何か(奇跡?)があるのでしょう

いまどき、たいていの「そこそこの答え」は機械学習が出してくれますが、「そこそこ」からハミ出た部分は、いつまでも残ります。そこをなんとかするのが、これからのエンジニアの役目になると考えています

あとがき

もともと書こうと思っていたら、ちょうど Qiita Festa 2024 になったので、「このウェーブに乗るしかない」と乗ってみました(w)

ITインフラといっても広いのですが、このポエムの元はLPIウエビナー用なので、ネットワークの話がなくて、おもにシステム構築寄りです。すみません

参考文献

「NN周年」をトリガーにした「イベント駆動」:-)で、かなり出来事史だけに近づけた薄味(カルピスウォーター?)版の歴史をちまちま書くシリーズです

初出情報

本ポエムは、LPIウエビナー 2024-06-08 13:00- のCパートで語っているキャリア形成ネタのダイジェストを少し改訂したものです。ふりかえってみると、このウエビナー、二つのテーマ(ハンズオンとキャリアの話)を混ぜるな!という感じはあります(少し反省です)けれど、全力で振りきるイキオイはヨシと思いました、うむ

Copyright (C) 2024 Ken’ichi Fukamachi, CC BY-NC-SA 4.0

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