インフラエンジニアのキャリアについてのポエム裏面(Side-B)です
2024年6月に次の記事がありました
別に目新しいことは言っていなくて、あえていえば「生成AIが、さらにトドメを刺そうとしている」という話です
なにが問題か?
いままでは新人としての修行時代が普通ありました
先輩が稼いできた売上で食べさせてもらいながら修行して実戦配備できるのを待っていただいていた幸せな時代
将来への投資として、自分(先輩社員)がやれば30分なのに、あえて新人に3日かけてやってもらう(+ 先輩が直す)みたいなことをやってきたわけです
もう多くの企業側にそういう余力がなくなってきているでしょう
そして眼の前の売上を伸ばしたいだけなら、いまいる社員が、機械学習サービスを下請けとして使いこなして、その「そこそこの結果」を元に修正すれば、新入社員とか不要なわけです
まぁ、その会社は30年も経てば廃業しているでしょうけれど、転職前提の現役ベテラン勢は別に困らなそうです
問題は、いま新人とか、これから新人になる人、そして新人以前のヒヨコ(学生、生徒)は、どうすればよいのか?でしょう
答えはあるのか?
(新人時代がない=)社会に出る段階の能力で評価されるしかない状態です。自分で勉強するから大丈夫という発想は甘いです。社会人は何かと忙しいので、じっくり新しいことを勉強する暇がとれません。「現在、社会人が勉強にあてられる時間は1日13分」説を聞いたことがあります(あくまで、そういう説を聞いたことがあるだけです。これに関する、きちんとした社会学的統計があるのかどうかは知りません)
残念ながら、聞こえの良い解決策は持ち合わせておりません。あえて言えば、次の二点だけです
- 使い方の勉強で満足せず、その背後にある原理(論理)を理解してください
- (現役社会人より圧倒的にヒマなんだから)場数をこなしてください
ここは、ポエムのA面の繰り返しです。ひとつだけ追加するなら、じっくり勉強する余裕がある学生時代に(卒業時に)即戦力と思ってもらえるように
上(1. と 2.)の修行のため、時間の猶予をもらえるチャンスがあるなら、もらって修行してください(4年といわず、さらに、もう2年とか...)
これも先立つものが必要なので、万能策ではありませんが ...
かつてモラトリアムがバカにされた時代があります(モラトリアム世代という表現もある)。そりゃ、時間の無意味な使い方をしていればバカにされてもしかたありませんが、有意義な使い方をすればよいのです。もらえるならモラトリアムをもらってください
あとがき
テーマごとに分けたほうが読みやすいかな〜と思って、同じ話のウラ面(Side-B)を別に書いてみました
updates (2024/07/24)
この記事の後半でGoogleの人が同趣旨のこと(A面+B面2つ分の趣旨)を述べていると思います
CHANGES
- 2024-07-24: updates (2024/07/24)セクションを追加
- 2024-10-21: fix typo: 1. 〜 1. 〜 (すいません、1. 2. と表示されていませんでした;_;)
参考文献
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長くエンジニアを続けたいなら、論理力を鍛えよう、そのためには場数が重要
- これが本ポエムの表面(Side-A)
- レコードが知らないと、A面とかB面がわからないよね〜(涙)
Copyright (C) 2024 Ken’ichi Fukamachi, CC BY-NC-SA 4.0