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記事の対象者

  • Vim を使う場面があるけど、ちゃんと勉強したくない人
  • 毎回使う時にイライラしながらやり方調べてる人

あんまり Vim に深入りしたくない人に向けての Vim 入門の記事です。
ちゃんと Vim を極めたい人からすると、あまり得るものがない記事になっているかと思いますので、そういった方はブラウザバック推奨です。

正直これだけ知ってればなんとかなる

モードがある

普通にファイル編集できる状態(入力モード) と、 なんかキーボード打ってもテキストの入力ができない状態(ノーマルモード) がある。他にもあるけど知らなくて全く問題ない。
この辺ちゃんと意識しなくてもいいけど、存在はさすがに知っておこう。

モードを切り替える

Vim を開いたらまずはノーマルモードで始まる。
以下でモード切り替え。

  • ノーマルモード → 入力モード : i
  • 入力モード → ノーマルモード : esc

他のモードは覚えなくていい。 これだけ知っておけばなんとかなる。

カーソル移動したい

普通に十字キー使えばいい。
hjklで移動しよう!とかは無視でおk。
そもそも十字キーで移動できるし移動の効率とか知らん。

入力したい → i(ノーマルモードで)

とりあえずファイル編集したかったら i を押す。 それだけ。これで入力できるモードに入れる。
どれだけ Vim 勉強するのが嫌でもこれ覚えるのは避けて通れないので我慢しよう。

保存して閉じたい → :wq(ノーマルモードで)

:wq で保存して閉じる。極端な話、i:wqだけ覚えておけばなんとかはなる。

全部打ってから Enter も忘れず!!!

保存せずに閉じたい → :q!(ノーマルモードで)

「あ、なんかやらかした、保存せずに終わりたい...」ってときの最終奥義。 全てをリセットする。
なんかやらかしてどうにもならなかったらこれ打っとけばいい。

まとめて消したい → dd(ノーマルモードで)

今いる行を全部削除する。
まとめてたくさん消したかったらdd連打しまくればどうにかなる。
もはや範囲選択とか覚えなくていいんだよね。

検索したい → /キーワード(入力できないモードで)

スラッシュのあとに探したい単語を打てば検索できる。
Enter 連打で目的の場所を探せ!!

迷ったら ESC 連打

なんか変な状態になって入力ができないよ...って時。

とりあえずesc連打しとけばノーマルモードに戻れる。
また入力したかったらi押す。

モードを少し整理

  • ノーマルモード:なんかいろんなことできるやつ(esc押せばこれになる)
  • 入力モード:普通に入力できるやつ(iを押すと入る)

何回も言うけど他のモードとか覚えなくていい。この二つだけ知っておけば別になんとかなる。

ちなみに入力モードの時は画面の下の方に-- INSERT --って出てくるから分かりやすい。

hjkl を捨てろ(改めて)

十字キーでいいんだよ!!!!!!!!!

ちょっと使わざるを得ないだけなのに無理してhjklで移動する必要ない。
余計なストレス溜めるだけです。

とかいいつつ一応紹介はしておく

  • h:左
  • j:下
  • k:上
  • l:右

っていうキーバインド。ホームポジションから手を動かさずに操作できるという Vim を極めない人からしたらあんまり関係ないやつ。

十字キー普通に動きます(何回でも言う)

普通に動きますからね。無理して hjkl を覚える必要はないのですよ。
目的が Vim で軽くファイルの編集をすることならそれで十分てわけ。

覚えなくてもいいけど、覚えたら少し楽になる

この辺は別に覚えなくていいけど、ちょっとだけ知ってたら作業が楽になる(かもしれない)

コピーしたい → yy

今いる行をコピーする。

貼り付ける → p

コピーした行を下に貼り付けます(Pだと上)。

範囲を選んでコピーしたい → v → 矢印で移動して → y

モードとかは意識しなくていい。とりあえずこれでできるって知っておけばそれで問題なし。
貼り付ける時は同じくp or Pで可能。

編集終わりたい時まとめ

コマンド 動作
:wq 保存して終了
:q! 保存せずに終了
:w 保存だけ
ZZ 保存して終了(ショートカット・:wqと同じ)

もちろん全部入力できないモードの時です。

ちょっと快適にする vimrc(余裕があれば見てください)

正直この辺は覚えなくてもいい。
「ちょっとだけ快適にしたい人」向けの.vimrc設定。
Vim は色々設定をいじることができて、その設定のファイルが.vimrc
一応入力できないモードの時に書いてあるようなコマンドを実行するとその場で適用できたりもする。
:set numberとか:set titleとかね

set number		" 行番号を表示
set title		" ファイル名表示
syntax on		" 検索結果をハイライト
set autoindent		" インデント入れる
set hls		" 検索したやつにハイライト

~/.vimrcに置いとけば読み込んでくれます。ぱぱっと使う分にはそこまでしなくていいと思うけど。

おわりに

Vim は最初に覚えることが多すぎるし、大体の入門記事はちゃんと Vim の深みを目指す感じで書かれているので拒絶反応が出ている人が多いのではないでしょうか。

この記事で紹介した数個だけ覚えれば、 「出られない」「動けない」「保存できない」「戻れない」 からは少なくとも解放されます。

その場だけ乗り切りたい人はとりあえずチートシート的に活用していただければと思います。

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