前回の記事では、新しいサービスを作る際に既存インフラとどう分離するかを考えました。
今回はその続きとしてAWSインフラの料金はどのくらいかかるのか
という視点で整理してみます。
個人開発では
・インフラ設計
・構成
・コスト
この3つをセットで考えることが大切だと思っています。
AWSで料金が発生する場所
今回の構成で料金が発生する可能性があるサービスは次の通りです。
Route53
CloudFront
S3
API Gateway
Lambda
DynamoDB
AWSは基本的に
従量課金
なので
使った分だけ料金が発生します。
想定月額コスト
今回想定している構成は次の通りです。
Route53
CloudFront
S3
API Gateway
Lambda
DynamoDB
ここでは 小規模な個人サービスを想定して
おおよその月額コストを考えてみます。
以下のコストはAWS公式料金をもとにした概算です。
AWS公式料金
Route53 pricing
https://aws.amazon.com/route53/pricing/
CloudFront pricing
https://aws.amazon.com/cloudfront/pricing/
S3 pricing
https://aws.amazon.com/s3/pricing/
Lambda pricing
https://aws.amazon.com/lambda/pricing/
API Gateway pricing
https://aws.amazon.com/api-gateway/pricing/
DynamoDB pricing
https://aws.amazon.com/dynamodb/pricing/
実際の料金はリージョン、アクセス量、リクエスト数によって変動します。
Route53
Hosted Zone
約 $0.50 / 月
すでにmarukuma.comのHosted Zoneがあるので
finance.marukuma.comのようなサブドメイン追加では新しい Hosted Zone は不要です。
そのため追加コストはほぼ なし
DNSクエリ分のみ
になります。
想定
約 $0.00 ~ $0.10
CloudFront
CloudFrontは
・データ転送量
・リクエスト数
で料金が決まります。
小規模サービスの想定
月間アクセス
10,000ページビュー
データ転送
10GB程度
この場合
約 $1 ~ $2
程度になります。
S3
S3の料金
・保存容量
・リクエスト数
今回の用途
・フロントエンド配信
・JSON保存
想定
保存容量
1GB未満
コスト
約 $0.02
ほぼ無視できるレベルです。
API Gateway
API Gatewayは
APIリクエスト数
で料金が決まります。
想定
月 10,000 API リクエスト
コスト
約 $0.03
こちらも非常に小さいです。
Lambda
Lambdaの料金
・実行回数
・実行時間
想定
月 10,000回実行
1秒以内
コスト
約 $0.01 〜 $0.10
DynamoDB
履歴保存などを行う場合
小規模テーブル
想定
約 $0.10 〜 $0.50
合計(月額)
今回の構成で想定される月額コスト
Route53
$0.00~ $0.10
CloudFront
$1~$2
S3
$0.02
API Gateway
$0.03
Lambda
$0.01~$0.10
DynamoDB
$0.10~$0.50
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月額コストまとめ
合計
約 $1.2 ~ $2.7
日本円
約200円〜400円程度
になります。
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個人開発としての感想
AWSは
使った分だけ課金
というモデルのため
小規模なサービスであれば
非常に低コストで運用することができます。
今回のような
サーバーレス構成は
・初期費用が不要
・小さく始められる
という点で個人サービスと相性が良いと感じています。
今後
今回のインフラ構成が確立すれば、同じ基盤の上で様々なサービスを提供できるようになります。
サービスごとにサブドメインを分けることで、機能やインフラを独立させながら開発を進めることができます。
例えば次のようなサービスを考えています。
care.marukuma.com
見守りサービスです。
これは実家の母とのLINEのやり取りが届かなくなったときでも、元気に過ごしていることがわかるようにするためのサービスです。
ちょっとした操作や通知によって、離れて暮らす家族が安心できる仕組みを作りたいと考えています。
taxi.marukuma.com
高齢者向けタクシー呼び出しサービスです。
病院でタクシーを呼びたいのに、どうすればいいのかわからず困っているお年寄りを見たことがきっかけで思いつきました。
できるだけ簡単な操作でタクシーを呼べるような仕組みを作れないかと考えています。
このように、今回設計したインフラ構成をベースにすることで、
日常生活の中で「こんなサービスがあったらいいな」と思ったものを、少しずつ形にしていけるのではないかと考えています。