はじめに
CODESYSを勉強中です。間違いなどございましたら優しく教えていただけると嬉しいです。
CODESYSとは
CODESYSは、PLCプログラミング言語の国際標準規格であるIEC 61131-3に準拠したソフトウェアPLCです。
基本的な操作などは以下のページを参考にしました。
列挙(enum)とは
曜日や色など、「リスト」や「カテゴリ」をプログラムで扱いやすくするためのものです。
例えば、月曜日の次は火曜日など ルールが決まっている場合に便利です。
列挙型は他の多くのプログラム言語でも利用できますが、概念はほぼ同じです。プログラム内で一連の関連する値をグループ化し、それらに名前を付けて管理できる便利な方法です。
使い方
列挙型の変数を作成して、プログラムで使う方法について説明します。
※CODESYSのインストールや新規プロジェクトの作成方法は省略します。(参考ページを参照してください。)
列挙型の構造体作成
CODESYS [Application]上で右クリック→[オブジェクトの追加]→[DUT]を選択
DUT(Data Unit Type)の追加
構造体の定義
今回は色を扱う列挙型を作成します。
赤が0 , 緑が1 , 青が2 です。
つまり、赤に+1すると緑になります。
TYPE Color :
(
eRed := 0, eGreen := 1, eBlue := 2
);
END_TYPE
プログラムの作成
次はプログラム上で呼び出す方法について説明します。
①POU作成 →②変数の定義 →③プログラム上での呼び出し の順番に進めます。
CODESYS [Application]上で右クリック→[オブジェクトの追加]→[POU]を選択
今回は構造化テキスト(ST)で進めます。
変数の定義、プログラムからの呼び出し
変数名 : eColor
データ型 : Color
VAR
eColor: Color;
END_VAR
プログラムでの使い方は以下のように数値での指定も可能です。
初期値を入れておきたい場合はこのようにします。
VAR
eColor: Color := Color.eGreen;
END_VAR
シミュレーションで色々試して確認してみてください。
お疲れ様でした!
参考ページ
Codesys Online Help
SA0058:列挙変数の操作