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[GCP認証] プログラミング言語のクライアントライブラリからユーザアカウントを用いて認証する方法

Last updated at Posted at 2020-09-17

やりたいこと

個人用途で、Pythonのクライアントライブラリ(google-cloud-bigquery)からBigQueryのAPIを叩きたいみたいなケースを考えてください。

インターネット上のブログの多くでは、サービスアカウントを発行して、jsonの鍵を取得し、GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALSの環境変数に指定する方法が紹介されています。

ですが、個人ごとにサービスアカウントを発行するのは面倒です。

こうすればできる

個人の権限(=ユーザアカウント)を用いて、プログラミング言語のクライアントライブラリからGCPを利用する場合は gcloud auth application-default login コマンドを利用します

やり方は簡単で、ターミナルなどで以下のコマンドを実行します

$ gcloud auth application-default login

そうするとWebブラウザに飛ばされ、そこで個人の権限でGCPの認証をすれば、ローカルの ~/.config/gcloud/application_default_credentials.json にトークンが保存されます。

これがあればGOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALSの環境変数がなくても、プログラミング言語のクライアントライブラリからGCPを利用できます。

gcloud auth application-default loginコマンドの公式マニュアル

注意

似たようなコマンドに gcloud auth logingcloud longinがありますが、これはgcloud, gsutil, bqなどのCLIコマンドの認証にしか使われません。

gcloud auth loginコマンドの公式マニュアル

詳細

整理すると、GCPの認証は四通りあります。

タイプが

  • ユーザアカウント
  • サービスアカウント
    の二種類があり、

対象が

  • CLIコマンド (gcloud, gsutil, bq)
  • プログラミング言語のクライアントライブラリ等 ( pythonのgoogle-cloud-bigquery等)
    の二種類があります。
CLIコマンド(gcloud, gsutil, bq) プログラミング言語のクライアントライブラリ等
ユーザーアカウント gcloud login gcloud auth application-default login
サービスアカウント gcloud auth activate-service-account --key-file JSONのキー サービスアカウントのJSONのキーをGOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALSに指定

詳細については https://medium.com/google-cloud-jp/gcp-%E3%81%A8-oauth2-91476f2b3d7f がとてもわかり易いです。

他にも以下のリンクは参考になります

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