ここでは Windows 環境での Git のインストール手順と初期設定手順を要約しています。
導入環境
- Windows 10 64bit
- Visual Studio Code (VSCode)
導入の流れ
- Git のダウンロード
- Git のインストール
- Git のユーザー名とメールアドレスを設定する
1. Git のダウンロード
「https://git-scm.com/」にアクセスし、インストールファイルをダウンロードします。

2. Git のインストール
ダウンロードしたインストールファイルから、Git をインストールします。
Git をインストールフォルダを指定できます。本稿では既定フォルダのままNext >を押下します。

インストール項目を選択します。
本稿では Git 操作を Visual Studio Code でのみ行うことを想定し、「Select Components」画面のWindows Explorer integrationとAssociate .sh files to be run with Bashは非選択とします。

スタートメニューに表示する名前を指定できます。本稿では既定表示のままNext >を押下します。

本稿では Git 操作を Visual Studio Code でのみ行うことを想定し、「Choosing the default editor used by Git」画面はUse Visual Studio Code as Git's default editorを選択します。

新規リポジトリ作成時の初期ブランチ名を指定できます。
一般的にmasterが使用されるため、本稿では既定選択のままLet Git decideを選択します。

環境変数 PAPTH への追加パターンを選択します。本稿では既定選択のままGit from the command line and also from 3rd-party softwareを選択します。

HTTPS 通信に利用するライブラリを選択します。本稿では既定選択のままUse the OpenSSL libraryを選択します。

改行コードの自動変換方法を指定できます。本稿では既定選択 (Windows 環境の推奨設定) のままCheckout Windows-style, commit Unix-style line endingsを選択します。

Git Bash で利用するターミナルエミュレータを選択できます。本稿では既定選択のままUse MinTTYを選択します。

git pullコマンドの動作を選択します。本稿では既定選択のままDefaultを選択します。

認証情報ヘルパーを選択できます。本稿では既定選択のままGit Credential manager Coreを選択します。

追加オプションを設定します。本稿では既定設定のままEnable file sysytem cachingのみ選択します。

開発版機能として Git Bash 上で Node や Python を動作するよう設定できます。本稿では既定設定のまま選択しません。

Installを押下するとファイルがインストールされ、インストールが完了します。

3. Git のユーザー名とメールアドレスを設定する
Git のコミット情報のうち Author と Committer に利用されるユーザー名とメールアドレスを設定します。
設定範囲として、(1) Git をインストールしたコンピュータ全体における system 設定、(2) ユーザー毎の global 設定、(3) プロジェクト毎の local 設定 があり、本稿では(2)のユーザー毎に設定する手順について記載します。
- ユーザー名を設定する
git config --global user.name "ユーザー名"
- メールアドレスを設定する
git config --global user.email メールアドレス
また、この場合設定ファイルは、[home]¥.gitconfigに設置されます。
