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ReactNative で Blockchain Symbol の SDK を利用する

Last updated at Posted at 2021-10-23

この記事では、Symbol ブロックチェーンの SDK を React Native/Expo 上で利用して、ネイティブアプリケーションにブロックチェーンによる送金やアカウント管理機能を組み込む方法を紹介します。

前提条件

この記事を読むにあたって、以下の知識や環境が必要です。

  • React Native/Expo の基本的な知識と開発環境
  • Node.js と npm のインストール

環境

  • expo@49
  • react-native@0.72
  • symbol-sdk@2

expo でのプロジェクト作成

以下の順番で実行してください。ReactNative 環境上では node.js の一部ネイティブモジュールを利用することが出来ません。例えば crypto です。これを ReactNative で利用可能なパッケージをインストールして利用する為に rn-nodeify というツールも利用します。

npx create-expo-app --template bare-minimum

必要な依存関係を追加します。

npm install -D rn-nodeify 
npm install symbol-sdk@2 rxjs 
npx rn-nodeify --install --hack

この時点でプロジェクトルートへ shim.js というファイルが作成されている為、 index.js の先頭でこれを import するようにしてください。

import "./shim.js";

最後にコンソールを再起動してから、以下にてビルドし、エミュレーターで確認出来るようにします。

npx expo run:ios

警告
symbol-sdk@2 を利用していますが、2024年1月時点で symbol-sdk@3 も公開されています。ただし、 sdk@3 には WASM が利用されており、 ReactNative 上での利用が難しいことから、現時点では sdk@2 を利用しています。

以上、 symbol-sdk を ReactNative 上で利用する方法についての解説となりました。

もし symbol-sdk の使い方を知りたい方は、次の記事も参照してください。

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