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Windows10からSSHでさくらのレンタルサーバに接続する

Last updated at Posted at 2021-12-14

Windows10でサーバーにSSH接続

Windowsターミナルを使えばいろんなアプリケーションをインストールしなくても、Windows 10 のそのままの環境でサーバーに接続できるようになってたので、手順をまとめてみます。:)

環境

クライアント
OS Windows 10 pro 21H1
Windows Terminal Version 1.11.2921.0
PowerShell Version 7.2.0
OpenSSH OpenSSH_for_Windows_8.1p1, LibreSSL 3.0.2
サーバー
サーバー さくらのレンタルサーバー(スタンダード)
FTPサーバ名 MY_USER_NAME.sakura.ne.jp
FTPアカウント MY_USER_NAME
パスワード MY_PASSWORD

SSHでパスワードを使って接続

PowerShell7
ssh MY_USER_NAME@MY_USER_NAME.sakura.ne.jp
MY_USER_NAME@MY_USER_NAME.sakura.ne.jp's password: MY_PASSWORD  #パスワード入力
Welcome to FreeBSD!
% 
#接続成功

これでひとまずは接続できますが、毎回パスワードを打つのが面倒です。そこで公開鍵認証を使った接続をしてみます。

公開鍵認証を使った接続

公開鍵をssh-keygenで作成し、サーバーへ転送、設定を行った上、任意の接続名のみで接続できるようにする、といった流れです。

クライアントPCでキーペアを作成

Windowsターミナルを起動。PowerShellからssh-keygenでキーペアを作成。

PowerShell7
cd ~/.ssh
ssh-keygen -t rsa -f SAKURA_STD_MY_USER_NAME

パスフレーズはなしでしてみました。
オプション-t rsaは暗号鍵の形式、-f以下は任意のファイル名です。
フォルダ.ssh内に、SAKURA_STD_MY_USER_NAME(秘密鍵)とSAKURA_STD_MY_USER_NAME.pub(公開鍵)の2つのファイルが作成されているのを確認。

公開鍵をサーバーへ転送。

scpコマンドで公開鍵のファイルをサーバーへ転送。
(サーバー・ユーザ名は適宜ご自分のものに変更してください。)

PowerShell7
scp SAKURA_STD_MY_USER_NAME.pub MY_USER_NAME@MY_USER_NAME.sakura.ne.jp:./
#パスワードを求めらられるので入力して、以下のように表示されたら転送完了。
SAKURA_STD_MY_USER_NAME.pub  100%  576    40.0KB/s   00:00

サーバーの設定

パスワード使った接続でログインしてください。

PowerShell7
ssh MY_USER_NAME@MY_USER_NAME.sakura.ne.jp
#パスワードを入力してサーバーにログイン

ls -a.sshディレクトリと、転送した公開鍵のファイルがあるか確認。
フォルダがない場合はmkdir ~/.sshで作成。

公開鍵をauthorized_keysに書き込み、パーミッションを600に変更します。

csh
% cat SAKURA_STD_MY_USER_NAME.pub > .ssh/authorized_keys
% chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys

パーミッション600は、rw------- (所有者のみ読み書き可能)です。

クライアントPCのconfigファイルの設定

キーペアを置いたフォルダに、configファイルを作成。
HOSTの名前と、MY_USER_NAMEの部分は適宜ご自身のものに変更。

config
HOST sakuraStdMyUserName
    HostName MY_USER_NAME.sakura.ne.jp
    User MY_USER_NAME
    IdentityFIle ~/.ssh/SAKURA_STD_MY_USER_NAME

Windowsターミナルから、PowerShellで以下の通り入力するとサーバーにログインできます。

PowerShell7
ssh sakuraStdMyUserName

Welcome to FreeBSD!と出て、接続できたら成功! :D

WSL2のUbuntuからも接続

WSL2
OS Ubuntu 20.04
OpenSSL OpenSSH_8.2p1 Ubuntu-4ubuntu0.3, OpenSSL 1.1.1f 31 Mar 2020

Windowsと同じようにキーペアを作成、転送。

WSL2
$ cd .ssh/
$ ssh-keygen -t rsa -f SAKURA_STD_MY_USER_NAME_WSL
$  scp SAKURA_STD_MY_USER_NAME_WSL.pub My_USER_NAME@MY_USER_NAME.sakura.ne.jp:./

サーバーにパスワードでログインし、
公開鍵をauthorized_keysに追記します。 >>(追記になってるか注意。)

WSL2
$ cat SAKURA_STD_MY_USER_NAME_WSL.pub >> .ssh/authorized_keys

ローカルにconfigファイルを作成。ご自身のものに適宜変更。

~/.ssh/config
HOST sakuraStdMyUserNameWsl
    HostName MY_USER_NAME.sakura.ne.jp
    User MY_USER_NAME
    IdentityFIle ~/.ssh/SAKURA_STD_MY_USER_NAME_WSL

WSLから接続

WSL2
$ ssh sakuraStdMyUserNameWsl

接続できたら成功! :D

あとがき

これでターミナルから楽にサーバーに接続できるようになりました!
OpenSSHは今のWindows10にはすでにインストールされているみたい。Windowsターミナルは将来的に標準になるようですが、現在はインストールの必要があると思います。PowerShell7.2に関しても同じく。WSL2とUbuntuに関してはもちろんインストールが必要ですが、楽しいので入れてみたら良いと思う!:)))
いろんなサイトやブログを参考にさせてもらいました。先人のみなさんのたくさんの知恵に感謝です! X))

参考

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