*この記事は農工大 Advent Calendar 202524日目に投稿されたものです
1.はじめに
こんにちは!fan.beepです。
今回の記事は、ハードオフで購入したスーパーファミコン(以下スーファミ)の動作確認と、周辺機器の修理のメモです。
ソフトウェアの話はゼロです。また今回、購入してきた個体があっさり動いてしまったため、がっつりしたジャンク修理ではありませんが、お楽しみいただけると幸いです。
2.本体の清掃とコンデンサ交換
本体を分解します。底面の特殊ねじを外して裏蓋を開けると以下のようになります。
画像中央にカセットの挿し口があり、下の白いパーツがカセットのイジェクト機構です。画像右上の灰色の箇所はSFC専用の音源モジュールであるSHVC-SOUNDです。スーファミには初期型と中期型以降の基板が存在し、初期型のみこのモジュールが取り外し可能です(今回の個体は初期型)。
内部にソニーが開発した音源チップSPC700を搭載しています。なんとモジュール単体で動作でき、PCやArduinoなどのマイコンと接続して.spcファイルを再生できます。以下に先人のリンクを貼っておきます。
音源モジュールの隣の金属パーツに覆われている箇所に、いくつか電解コンデンサがあります。電解コンデンサは経年劣化により、電解液の漏れなどで動作不良となることがあります。もし、電源はつくが映像が映らないなどの症状がある場合は換装すると改善することがあります。
今回は必須ではありませんでしたが換装しました。かなりランドがはがれやすくなっているので、その点だけ注意が必要です。
プラスチックパーツは水洗いして表面の汚れを落とし、基板の隙間のホコリを取ってから組みなおします。
3.周辺機器の修理
こちらの方が本題です。
コントローラとAVケーブルも購入してきました。それぞれ300円と100円でした。
3-1.コントローラの修理
この個体はAボタンが埋まっていて押しても反応しないのと、外殻に汚れがみられるので分解・洗浄します。
裏側の5か所の+ネジを外して割ります。
スーファミのコントローラーのボタンは導電性ゴム式となっています。ボタンを通じてシリコンがペコっと凹み、導電性ゴム(黒い部分)が基板に密着することによって導通するといった仕組みのものです。

ゴムは劣化しやすいので、古いコントローラーのボタンの不具合はこの箇所が原因であることも多いです。新しく導電性ゴムを購入してもよかったのですが、部室にタクトスイッチが転がっていたのでそれをつけることにしました。
基板側のゴム部分を削って銅板を露わにし、タクトスイッチをつけます
外殻は洗浄して組みなおします。親切にもボタンの色配置が内側に書いてあります。
全部のボタンをタクトスイッチ化してもよかったのですが、面倒なのでやめました。
※タクトスイッチが厚いと、外殻を閉じたときにタクトスイッチが常に押し込まれた状態になってしまうかもしれません。その場合はボタンの内側を削るなどすると良いでしょう。
3-2.AVケーブルの修理
スーファミは、AVケーブルでモニタと接続します。本体側に挿す端子は独自のもので、ニューファミコンと同じものになっています(ニューファミコンは初代ファミコンがAVケーブルに対応した型で、内部は初代ファミコンと変わりありません)。
これもハードオフに売っていましたが、モニタと接続しても不安定で少し捻るだけで映像が乱れます。単に端子の錆等が原因と考えられるので、秋月で新しくRCAプラグを購入し、付け替えます(画像は付け替え後)。白のプラグは売り切れでした。

4.動作確認
動作確認をしていきます。
まず電源ですが、スーファミ用の純正ACアダプタは定格出力がDC10V・850mA、端子はセンターマイナスです。手持ちのものを使う際には極性に注意が必要です。
また、入力電圧は内部の3端子レギュレータ7805で5Vに落とされています(以下画像)。7805のドロップアウト電圧は約2V付近のようなので[データシート]、入力電圧は最低でも8V~はあった方が良さそうです。
もしくは、3端子レギュレータを消し飛ばしてtypeCなどの5V入力にしてしまうのも手です(電圧を安定させるためにDCDCコンバータは必要かも)。モバイルバッテリーでファミコンを動かせる...!?

最近のモニタやテレビにはAVケーブルのポートがないので、その場合はHDMI変換機を使いましょう。スト2を挿して動作確認します。
いつでも部室でスーファミが遊べますね!

5.終わりに
思った以上に修理パートが少なくなってしまい残念です。
実は修理する気満々で部品取り用にもう一台購入していたのですが、余ってしまいました。
今回動いた方はそのまま使うとして、次回は余った方の小型化改造編に突入するかも?


