比較の対象を一つのカットに絞り、同じ画像と動きの指示を使います。出力で残った被写体、解像度、料金の経路を分けて記録した例です。
動画生成AIの費用はモデルと経路で変わる
同じモデルでも、公式のAPI、fal、Higgsfield、Runwayなど、どのサービスから使うかで料金が違います。2026年10月14日に各社の公式料金ページと、FableBridgeのアカウントで使える料金確認の機能で調べた、5秒・16:9の1本あたりの費用は次のとおりです(税抜き、米ドル)。
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Kling 3.0 Pro(画像から動画):Runway 0.60ドル(音声なし)、fal 0.70ドル、Higgsfield 0.84ドル
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Kling 3.0 Standard(画像から動画):Kling公式 0.42ドル(音声なし720p)、Runway 0.45ドル(音声なし)、Higgsfield 0.63ドル
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Seedance 2.5(720p):ByteDance公式のAPI 1.16ドル、Runway 1.50ドル、fal・Higgsfield 2.31ドル
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Veo 3.1(音声あり):2.00ドル。Veo 3.1 Fastは Gemini API で0.50ドル(720p)。Gemini API のプレビュー版は2026年10月22日に終了予定(次の節)
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Wan 3.0(720p):Higgsfield・Runway 0.50ドル
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Runway Gen-4 Turbo:0.25ドル
Seedance 2.5は、ByteDance公式のAPIがfalやHiggsfieldのほぼ半額でした。ただし公式のAPIは、管理画面でモデルの利用を有効にするなどの手続きを済ませるまで使えないことがあります。経路によって使える設定や待ち時間、利用規約も違うため、安い経路に切り替える前に1本試して仕上がりと条件を確かめます。
ここで挙げた金額は料金表と見積もりの値で、実際の請求額と照らし合わせたものではありません。料金は頻繁に改定されるので、使う時点の料金ページを確かめてください。
出典
同じ画像で比べたKlingとSeedanceの仕上がり
高地のコーヒー畑の画像に「カメラがゆっくり前へ進み、谷を霧が流れ、朝日が少しずつ強くなる」という同じ指示を書き、Kling 3.0 ProとSeedance 2.5で5秒の動画を作りました。
Seedanceは朝日の変化の指示に沿って光が暖かく変わり、手前の赤い実も最後まで画面に残りました。Klingはカメラが前へ進むぶん、赤い実が途中で画面の外へ出ます。一方で、Kling 3.0 Proは1920×1080で書き出され、費用はSeedanceの720pより安く済みました。
Kling 3.0 Pro
1920×1080・5秒(Higgsfield経由 0.84ドル)
Seedance 2.5
1280×720・5秒(Higgsfield経由 約2.31ドル)
1回ずつの比較なので、どちらが常に良いとは言えません。同じ指示でも作り直すたびに動きは変わります。実際の制作では、候補のモデルで1本ずつ試し、場面ごとに使い分けています。
作りたい場面から動画生成AIを選ぶ
FableBridgeの制作で試した範囲では、次のように使い分けています。
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人物の表情や手元、物を扱う動き:使った回数が最も多いKling。手や指の崩れを1本ずつ確かめる
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光や霧など、環境の変化を指示どおりに見せたい場面:Seedanceも候補に入れて同じ画像で比べる
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動きの方向やカメラワークを確かめるだけの試作:安いモデルや低い解像度で作り、使うカットが決まってから作り直す
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音声も一緒に作りたい場面:音声を生成できるモデル(Veo 3.1、Kling 3.0の音声ありなど)。音楽や効果音を別に作るなら音声なしの指定にする
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商品名・価格・ロゴなど正確さが必要な文字:どのモデルでも生成させず、編集で重ねる
どのモデルも、指示していない文字や紋章を描いたり、動きの向きを取り違えたりすることがあります。宵寝の制作では作り直しを含めてKling v3で37本を生成し、コーヒーのサンプルでも冒頭のカットを1回作り直しました。モデルを選ぶときは、1本あたりの単価だけでなく作り直しの本数も見込んでおきます。
再現時の確認
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モデルID、API経路、入力条件、確認日を残す
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費用・試行回数・停止条件を先に決める
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最終出力の文字・動き・音声を人が確認する
数字は制作時の観測で、一般的な性能や納期の保証ではありません。


