はじめに

前回の続きです。

配列を使ったST文はどのようにコンパイルされるか

自動割り付けデバイスは次のようになっている場合です。

配列の要素数16個のビット配列を作りL1の内容を転送するロジックです。

(*Sample1*)
index:=1;
array_bit[index]:=L1;

配列の要素数128個のビット配列を作ります。ここでは意地悪をして先頭をD0.0のワードデバイスにします。

配列の構成:

重要なポイント: BSET/BRSTを使いちゃんと動くようになっていますね。

(*Sample2*)
index:=2;
g_array_bit_D0[index]:=L2;

配列の要素数16個のワードデータの配列を作りW3の内容を転送するロジックです。

(*Sample3*)
index:=3;
array_word[index]:=W3;

配列の要素数128個のワードデータの配列を作ります。ここでは意地悪をして先頭をK4M0のビットの桁指定にします。

配列の構成:

(*Sample4*)
index:=4;
g_array_word_M0[index]:=W4;

配列を使ったST文のコンパイル結果を確認しました。各サンプルで異なる配列サイズとデバイス割り当てを使用することで、コンパイラがどのように配列アクセスを処理するかを観察できます。

特に、大きな配列や複雑なデバイス割り当ての場合、BSET/BRST命令を使用して適切にビット操作を行うことがわかります。これにより、ST言語で書かれた配列操作が最終的にどのようなラダーに変換されるかを理解できます。