はじめに
私が新卒1年目の時、意図しないAzure利用料が発生してしまった際にMicrosoftがとってくれた神対応を紹介します。
なお、本記事は数年前に例外的にとっていただいた対応であり、現在も同じ対応をとっていただけるとは限りませんの。
また、故意に課金を取り消すような行為は犯罪となる恐れがあります。悪意を持った返金依頼は絶対に行わないようにしてください。
発生した事象
- Azureの無料枠を使用
- 勉強のため、従量課金サービスである
Azure Database for MySQL General Purpose
をデプロイ ←無料枠を超えると自動で課金される - 勉強終了後、
Azure Database for MySQL General Purpose
を削除する予定だったが削除を忘れ1か月間放置 - 1か月後、14万円の請求書が届く
Microsoft Azure 課金サポートに謝罪
MicrosoftはAzureの全ユーザに課金サポートというサービスを提供してくれています。まずこちらから、
Azureの勉強のため無料枠でサービスを利用していたが、リソースを削除するのを忘れてしまい、課金されてしまった。可能であれば返金を検討していただきたい。
というような形で、全力で謝罪しました。
※実際はもっと丁寧な文章で謝罪しています
サポートへの問い合わせ方法
Microsoftからの返信
数日後、Microftからメールで連絡が来ました。
ご要望いただいておりますご返金などの対応は、弊社では、障害にともなう対応のみご案内が可能でございます。
しかしながら、今回のご請求につきましては、Azureご利用に際し、お客様にて意図しない高額な請求が発生しているとお伺いしております。
本件該当請求につきましては、お客様のご事情を考慮させていただき、該当請求の全額のご対応はむずかしい状況ではございますが、弊社返金ポリシーに準じてご利用料金の一部返金ならびに、請求取り消しを以下の内容にておこなわせていただきたく存じますがいかがでしょうか。
・・・・控えめにいって神過ぎる・・・・
約14万円の請求の内、9万円を返金・請求取り消ししていただきました。
終わりに
さすが天下のMicrosoftさんです。
当時、新卒1年目、貯金2万円程度だった私の生活費が0円になる危機を救っていただき大変感謝しています。
また、この時の事象は、Azureの無料枠の仕組みを正確に理解せずに利用した利用者側(私)の責任です。これから無料枠の利用を検討している方は、必ず以下2点を実施しましょう
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無料枠のサービス内容を正確に理解する
参考) 無料の Azure サービス -
コストアラートを設定する
参考)Azureの予算アラート(コストアラート)を設定する