Alibaba Cloud Adovent Calender 2021の11日目の記事です
今回、Simple Application Serverの記事にしようと思ったら、二日前の記事とほとんど内容が被ってしまいましたが、記事は書き終わってたのですこしだけ書き直して公開します。
最近、Alibaba Cloud がセールしていて、SSDディスクを搭載しているVPS( Simple Application Server ) が、1年間で19.9USD 月あたり 1.65 USD、日本円にすると184円/月で利用できます。
セールなので二年目からは正規料金になるわけですが、42USD、3.5USD/Month、日本円にすると 392円/月なのでそんなに高くはありません。
※1USD = 112円計算
月払いプランは初月しか安くならないので、年払いの方がお得に利用できます。
気になるスペックは、このくらい。最低限のスペックですが、個人的に踏み台サーバを低価格で維持したかったので使ってみます。
CPU: 1Core
Memory: 0.5GB
SSD: 20GB
データ転送量: 1TB
リージョンは、Singapore を選択します
ディスクイメージはアプリケーションがセットアップ済みのApp Imageも選べます。
なつかしのPleskやcPanelなどもあります。選択すると金額が上がるので有料のアプリケーションの料金は込みで利用できるようですね。
その他、素のOSから選べます。Alibaba Cloud Linux2はCentOS7系と互換性のあるOSです。
今回は踏み台サーバなので、今サポートの問題があるCentOS8系は避けて、2024年までサポートがあって、Alibaba CloudのCLIなどが簡単に利用できるAlibaba Cloud Linux 2を使ってみます。
Alibaba Cloud Linux 2 については以前紹介したので見てみてください。各OSのEoLはこちら。
追加のData Diskも選択出来ますが、0GBにしておきます。
タームは、1ヶ月から3年まで選べますが、現時点で割引が入るのは1年以下の期間の場合だけ、かつ、初回のみのようなので気をつけてください。お得に使いたい場合は1年を選ぶのが良さそうです。
また、継続利用する場合は「Auto-renew」のチェックを忘れずに!
オーダー、支払を終わらせると、インスタンスが作成されます。
SASは、ECS(仮想サーバ)のように、VPCとか面倒くさいこと言わずに簡単に作成出来ます。
まずは、分かりやすい名前を付けます。
インスタンスのページは、簡単なサーバモニタリングなどもあります。
アクセス制限は、どのポートを開放するかどうかを選択する形式です。接続元の制限が出来ないのはちょっと残念ですが、踏み台なので問題ないですが、アクセス制限したい場合は、OS内のパケットフィルタで対応しましょう。
サーバに接続する方法は3つ。
- ブラウザの仮想ターミナルでアクセスする方法(推奨)
- キーペアでアクセスする方法
- パスワードでログインする方法
ブラウザでアクセスするには、[Connect]をクリックするとあら不思議、何も言われずターミナルが開きます。これは便利ですね。Simple Application Serverなんだけど、Welcome to ECSってなってるのはご愛敬。
キーペアの認証については、Public Keyをインポートしてくれるのは便利です。ECS側だと新しいキーペアが生成されてキーがどんどん増えていくのが悩ましいです。
キーを入れて、rootパスワードを設定すると、サーバを再起動すると素直にログイン出来ました。
モニタリングのページに行くとさらに細かいグラフを見ることが出来ました。
まとめ
今回は、Alibaba CloudのVPSサービス Simple Application Severを使ってみました。今日は素のOSを使いましたが、アプリケーションのセットアップまで簡単にできるのがSimple Application Severの良いところです。
ぜひいろいろと試してみてください。